花>春>シキミ:またまた有毒☠️植物です
以前、ちょっと珍しいアカバナシキミ(赤花樒)をご紹介しました。
その時はリサーチ不足で知りませんでしたが、その後調べたら、シキミも有毒植物、しかも猛毒ということがわかりました。
👇比較的よく見かける黄白色のシキミ。
花期は3月〜4月。
Green snapより。
👇ちょっと珍しい赤花シキミ(アメリカシキミ)。
花期は同じく3月〜4月。
Wikipediaより。
何が危険かと言うと、特に猛毒な部位である実がトウシキミ(唐樒)の実にそっくりだからだそうです。
トウシキミの実とは、中華料理のスパイスとして使われる八角(ハッカク)、英語ではアニスのことえす。
つまり八角だと思い込んでの誤食が起きやすい。
👇下の画像三つは東京薬用植物園hPより。
⭕️トウシキミの実(八角)
❌シキミの実(猛毒)
トウシキミの実とシキミの実の比較。
うわあ、本当に瓜二つだよ。
素人にはわかりませんて。
シキミの主な有毒成分はアニサチンです。
囲み内はWikipediaより抜粋。
アニサチン(anisatin)化学式:C15H20O8
経口摂取した場合、γ-アミノ酪酸受容体に取り込まれ神経毒として作用。
初期症状は嘔吐・胃痛・下痢等の消化器症状。
その後意識消失や呼吸停止のような神経毒特有の症状が現れる。
てんかん発作や痙攣や幻覚症状が出現する場合もある。
最悪の場合は死に至り得る。
こんな怖い植物がなぜ庭木で植えられているのか❓と疑問に思いますが、
光沢のある葉が美しく、サカキやヒサカキと同様、神仏事に使う実用性のある木として、江戸時代から寺社や墓地等に植栽される。
だそうです。
私が撮影したアカバナシキミは世田谷区某所の超豪邸の庭木でしたけどね。
上記の薬用植物園の解説によると、トウシキミは中国の福建省や雲南省では自生(野生)していますが日本では温室で栽培されるため、庭木や野生していることはないそうです。
つまり野山でなんとなく八角っぽい実を見かけた場合、100%猛毒の方だと認識し、決して
「八角だ。ラッキー❗️」
と思って持って帰らないように❗️とのことです(意訳)。
ちなみにトウシキミの花は👇これ。
アカバナシキミとは全然違いますね。
八角は豚の角煮や麻婆豆腐などに使われます。
S&B製品で定価140円。
安価なので、お店で買いましょう❗️
- S&B スターアニス 4g×5個
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