健康>8:16減量法・再度のご紹介②本編❸空腹感を楽しむ
これらの続きです。
時々、空腹感を非常に嫌悪される方がいらっしゃいます。
太字は空腹を嫌悪する方の言い分、その下は私の言い分です。
●空腹だと吐き気がする。気持ち悪い。何か食べない限りおさまらない。
空腹時に吐き気がするのは、胃酸過多が原因の場合が多いです。
ぬるい白湯を飲んで胃液を洗い流すと、おさまることが多いです。
●空腹だと、寒気・冷や汗・目まい・動悸がする。だから空腹は体に良くないことだ。
低血糖の症状です。
空腹は低血糖を誘引しますが原因ではありません。病院を受診しましょう。
●おなかが鳴ると貧乏くさい。悲しくなる。恥ずかしい。鳴らさないために、早め早めに食べなくてはいけない。
これについては、埼玉大学学長の坂井貴文医学博士の言葉を引用します。
おなかが鳴る現象は、胃腸の空腹期収縮によって起こります。
強い収縮=蠕動(ぜんどう)運動によって内容物を先へ運び、胃や小腸を空にします。
つまりグーという音は大掃除が行われているサインです。
おなかが鳴っている時に食事をすると、掃除が中断されてしまいます。
蠕動運動が完了するまでの90分ほどの間は、空腹状態の方が得策です。
実は、私はおなかが鳴ると気持ちよさを感じます。
しかしどちらかというと「恥ずかしい」「悲しくなる」という人の方が多数派で、私の意見はなかなか同意を得られません。
例えば、私はウォーキングをしますが、空腹だと体も足も軽く、1~2万歩は軽く歩けます。
さあ歩こうという気力も湧いてきます。
しかし途中で何かを食べると、急に歩くのが億劫になります。
身体も重いし、気分も「何も今じゃなくてもいいかな」方向に傾いてしまいます。
当たり前です。
食べ物を消化するために、血液を消化器に優先的に回さなくてはいけませんから。
運動している(血液を心臓に優先的に回す)場合ではなくなるのです。
頭の方もそうです。少々空腹気味の時の方が、むしろ頭が冴えます。
こちらも、食事をすると血液を消化器に送るために、脳に回る分が減るからです。
また空腹感が「狩りに行け」というサインという所もポイントです。
困難なことをしに行けというサインですから、当然、同時に「やる気」が起きるシステムになっていないとおかしい。
そうなると、例えば多数派の人が言う
「朝食を食べないと頭や体が動かない。勉強や仕事が全く手につかない」
というのは何なのでしょう?
ひょっとしたら、子どもの時から大人にそう言われ続けたがための、暗示による思い込みという要素はないでしょうか?
関連書籍をいくつか挙げてみます。
- 空腹はなぜいいか? (PHP文庫)
- PHP研究所
- 本
- 「空腹」が人を健康にする
- サンマーク出版
- Digital Ebook Purchas
- 「空腹」こそ最強のクスリ
- アスコム
- Digital Ebook Purchas
しかし、低血糖症などの持病のある方はまずそちらを治さないと、空腹や断食は症状を悪化させる可能性が高いです。
その辺はまた❹で書くつもりです。
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