雑学>日本の伝統「左上右下」の実例❷現在のアニメにも脈絡と受け継がれている
こちらの続きです。
日本の伝統「左上右下」(左が格上、右が格下という配置原則)は
今なお日常のあらゆるところに潜んで残っていますよ、というお話。
例❹舞台用語
舞台に立つ演者から見て左が上手(かみて)右が下手(しもて)です。
※上手(じょうず)・下手(へた)とは関係ありません。
例❺映像演出技法(アニメでも❗️)
画像右上に“出典:富野由悠季「映像の原則」“とあることにご注目ください。
富野由悠季氏といえば、ここの読者さんにもファンがチラホラいらっしゃる、ご存知
「ガンダム」初期シリーズの監督さんです。
強い者は視聴者から見てスクリーンの右側(「中の人たち」から見れば左側)から現れる。
逆に左側から出てくる者は弱者。
弱者が左側から現れて、右側へ移動する場合は成長や挑戦を示唆する。
この原則に則って演出すると、くどくどと説明を入れなくとも、視聴者は暗黙の関係性を理解すると富野氏は書いています。
実はこれ、演出家の常識なんですってね。
例えば下のポスター。
配置だけでどちらが主役かを示唆しているわけです。
👇こっちが主役
では「右上位原則」である西洋の映画やアニメがどうなっているかが気になるところです。
申し訳ありませんが不勉強でまだよくわかりません。
もしわかったらまた記事を書くかもしれません。

このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。