うさぎのお話>❹私の知ってるうさぎと違う!これがノウサギ
引き締まった筋肉質の身体、長い胴体と四肢。
ダイナミックなランニングフォーム。
カンガルーの仲間のようにも見えますが・・・
ヤブウサギ(別名ヨーロッパノウサギ※)です。
※「ヨーロッパのウサギ」ではなく「ヨーロッパ野ウサギ」
穴居生のアナウサギと違って地上生のため、敵に追われた時に地面の下に逃げ込むことができません。
走り抜いて敵を振り切るスタイルのため、とにかくマジ走りします。
下はヨーロッパノウサギに比べ小柄で四肢も短めなニホンノウサギの亜種、トウホクノウサギ(東北野ウサギ)の走る様子です。
私たちのよく知ってるうさぎのピョコピョコと跳ねるような走り(アナウサギの走り)とは全く違い、四肢をピンと伸ばして鹿のように駆け抜けています。
動画は新潟県十日町市立里山科学館より。
目の前を駆け抜けるノウサギ(2018.6.24)
お子さんは生まれた時から毛が生え揃い、目も開き、すぐに歩いて走ります。
これも地下の巣穴という安全圏を持たないが故です。
さらにわずか7日で草を食べ始めます(離乳開始)。
つまり母ウサギは2週間くらいしか授乳する必要がありません。
家畜化されているカイウサギはこのノウサギではなく、アナウサギを飼い慣らしたものです。
アナウサギについては❺に続きます。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。