野鳥>椋鳥>芸術的な集団飛行
嘴が黄色いのですぐに見分けられるムクドリ。
スズメ目ムクドリ科です。
この写真は小さいし逆光だしでわかりづらいですね😅
よくヒヨドリと混ざっていますが、見分け方は一度覚えれば簡単です。
❶尾羽が長くすらっとしていて頭がパンキッシュな方がヒヨドリ。
❷尾羽が短くずんぐりしていて嘴が黄色い方がムクドリ。
❸ついでにいうとお腹が水玉模様なのがツグミ。
ムクドリは昔は田畑の虫を食べてくれる益鳥と言われていました。
近年の研究では一羽のムクドリが食べる虫は平均年間10,000匹といわれます。
昔の人もこのムクドリの食虫能力に注目し、重宝していたのです。
ところが農薬が普及すると一転害鳥扱いに転落しました。
害鳥扱いされるのは
❶朝夕に大群で群れる習性がある
❷鳴き声がちょっとうるさい
❸糞害
が主な理由です。
スズメも夕方になると群れます。
しかしスズメの鳴き声はチュンチュンと可愛らしく、人の気に障りにくい。
体が小さいため糞も小さく、人間が気にするほどの糞害が出にくい。
ムクドリはスズメより遥かに大きな群れになるのと、大きめのかすれ声で損しています。
ムクドリが大きな群れを作るのは捕食者(猛禽類)から身を守るためと言われています。
下はCGではなく、イタリア・ローマで撮影されたムクドリの集団飛行の写真です。
ニューズウィークより。
時には万単位のムクドリの大集団が全くぶつからずに飛ぶメカニズムの研究は、近年のドローン開発の参考にされていると言います。
集団飛行でドローン同士が互いに衝突しないための制御連動プログラムの構築に活用されているそうです。
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