夏の飲物>カフェインを悪者にし過ぎる極論には要注意
毎年夏になると必ず
「暑い時にはカフェインを含む飲み物を飲んではいけない」
といったような内容の記事がネットに出回ります。
「カフェインは利尿作用があるから、トイレが近くなって結局水分を排出してしまう。だから水か、ノンカフェインの麦茶を飲むべき」
というものです。
理論は正しいです。
ただ、同時期に同じ意見の記事が複数上がるため、その中で目立とうとするあまりなのか何なのか
「夏にコーヒー紅茶や緑茶など、カフェインを含む飲み物は言語道断」
「夏場のカフェインは百害あって一利なし」
といった極端な論調のものも混じっていることがあるので、注意が必要です。
なぜかというと、私のような汗かきの場合は多少の利尿作用のある飲み物でないと、水分が汗の方にばかり回ってしまうからです。
汗をかきすぎると、尿が出にくくなります。
すると尿道で雑菌が繁殖し、炎症を起こします。
これが尿道炎。
軽いうちなら抗生物質を飲んで、あとはたくさん水分をとってなるべく頻繁にトイレに行き、尿道の雑菌を尿で押し流して排出すれば数日で治ります。
しかし我慢していると雑菌が尿道を遡って膀胱に達し、膀胱炎になります。
膀胱炎まで行ってしまうとなかなか厄介ですよ。
というわけで、私は暑い日は体内の水分が汗の方にばかり回らないよう、わざとカフェイン入りの飲料も混ぜて取るようにしています。
👇カフェインの構造式。
化学式はC8H10N4O2
スイカも積極的に食べますよ。
スイカには利尿効果のあるカリウムと、尿を作る効果のあるシトリンとアルギニンがセットで含まれています。
また適量のカフェインには疲労回復効果もあります。
なので夏バテしそうな時に、少しは効きます。
物事には全て表と裏があります。
「〇〇は100%悪い」といった論調の極論を頭から信じ込むのは危険です。
これは「〇〇は神❗️100%メリットだけしかない❗️」といった極論の絶賛記事も同じです。
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