今日は何の日>7月24日:河童忌(芥川龍之介命日)
マイダーリン・・・
いえ、芥川龍之介先生(1892~1927)が35歳の若さで睡眠薬自殺で亡くなった日です。
先生は子供の頃から河童が大好きで、河童の絵(落書き)を多数残され、「河童」という小説まで書かれています。
先生直筆の河童。
そこから「河童忌」と名付けられました。
別名:我鬼忌・龍之介忌。
残された遺書は、原稿用紙に書かれていました。
遺書の最後には、妻・文子(ふみこ/戸籍名は文ふみ)に「火中することを忘るべからず」(償却を忘れるな)と書かれていますが、文子さんは保存していました。
「将来に対する唯(ただ)ぼんやりした不安」という一節が有名です。
先生は30歳を過ぎてから健康が思わしくなく、それを気に病んでいたと言われています。
最近になって、その原因が世界中で大流行したスペイン風邪(スペインインフルエンザ・パンデミック)の後遺障害に起因するのではないかという新説を唱える人も現れています。
スペイン風邪(スペインインフルエンザ・パンデミック)
1918~1921年に起きたH1N1亜型インフルエンザの感染爆発。
当時の世界人口(18~19億人)の約3割(5億人)が感染、1億人が死亡。
日本(人口5600万人)でも3度の流行で38万~45万人が死亡。
当時は原因不明とされ、インフルエンザウイルスが特定されたのは1933年になってから。
先生は少なくとも2度、この新型インフルエンザに罹患していたと言われます。
今で言うなら「新型コロナの後遺症による健康不良が何年も続き、将来を悲観」ということです。
しかも当時は「原因不明の謎の熱病」。
東京都北区の田端文士記念館では特別展が開催されます。
入場無料。
先生のことは今までも何度も書いております。
よろしかったら読んでやってください。
長野県駒ケ根市PRキャラクター・コマカッパ
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