選挙が終わるまで統一教会の名前を報道しなかった日本のメジャーマスコミの薄気味悪さ
今日の記事(現代ビジネス)
7月8日
事件発生。
犯人が現行犯逮捕されたため直後から「特定の宗教団体に恨み」という動機が報道されるが団体名は隠される。
ネットでは「自民党の支援宗教団体といえば統一教会しかないのに、なぜ隠す」との声が出回る。
※一部では統一教会の分派(現在は別団体)である「日本サンクチュアリ協会」の名も出ていました。
7月9日
雑誌系、スポーツ紙系のいわゆるアウトローメディアが統一教会の名を出し始める。
対照的にTVや全国紙は「特定の宗教団体」という表現を続ける。
<一例>いち早く「統一教会」の名を出した「現代ビジネス」の記事。
7月10日
選挙当日。
アメリカのワシントン・ポストが早くも統一教会と接触。
当いる教会の名称も世界的に報じるが、日本のTVや全国紙はなおもダンマリを続ける。
7月11日
選挙が終わるのを待ったかのように統一教会が会見を開く。
山上容疑者の母親が信者であることを認める。
👇画像はビジネスインサイダーより。
統一教会はこの会見会場から「会見前に統一教会の名を出していたメディアを締め出した」と報道される。
会見後から(それまでダンマリを続けたことで会見場に入れてもらえた)全国紙とTV局もようやく「山上容疑者が供述している宗教団体は統一教会」と報じ始める。
問題点は何処か
以上の経緯を見ると、山上容疑者が今回の事件を起こした動機として供述している
「安倍元首相(自民党)と統一教会のつながり」
が本当かどうかという以前に、まず
「日本のメジャーマスコミと統一教会の癒着」
を検証してほしいという感じになってきました。
私たち日本人は、特にここ数ヶ月、ロシアや中国の報道のあり方を垣間見て
「政府に都合の悪いことは隠している」
「情報統制をしている」
「ダメだ」
と散々偉そうに言ってきました。
しかし、ひとたび事が起こるとこの有様です。
これではプーチンや習近平に
「お前たち、人のことが言えるか❓どんぐりの背比べじゃないのか❓」
と言われてしまうと思います。
👇自民党に、いかに「統一教会信者と思われている(噂のある)議員が多いか」については、2019年に日刊ゲンダイがこのような記事を公開しています。
もちろん日本には「信教の自由」があります。
ですから、誰がどこの宗教団他の会員であっても、それ自体を咎められたり攻撃の対象になっていいわけではありません。
特定政党の有力支持団体としては、もっと有名な「公明党❤️創価学会」というのもありますので、自民党が統一教会を有力支援団体(つまりは票田)として「持っている」ということ自体は特に違法でも何でもありません。
おかしいのは、ただ一つ。
「それを変に隠そうとする、忖度するところ。そのために情報を操るところ」
👇見ザル聞かザル言わザル…
海外メディアがすっぱ抜いてもなお「統一教会のお許しが出るまでは」ひたすら「マテ」を守るという、日本のメジャーメディアの在り方です。
もう一度念のために言います。
安倍元首相銃撃事件は「山上容疑者の一方的な思い込みによる逆恨み」である。
これは大前提として理解した上での意見です。
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