人生初循環器(心臓)内科に行って来ました<心エコー検査・後編>
結論から先に申し上げます。
「心臓の4つの弁のうち2つに雑音がありますが、ひとつはごくごく軽微な生理的雑音で問題なし。もうひとつはエコー(超音波)にごく軽微な逆流が映る※ものの治療や生活指導を行う段階では全くなく、経過観察で十分。つまり今後も年に一度胸部聴診を受けてください」
(ベテラン循環器内科専門医・談)
エコー(超音波)検査とは
身体の表面に機械で超音波を当て、臓器や組織からはね返ってくる反射波を映像化する検査。
庶民的な商店街の中にある「循環器内科」一科目標榜の潔い開業医で検査しました。
ここに絞り込む前に、3つの病院とコンタクトを取りました。
1⃣小規模総合病院A
「地域に密着した総合病院」を謳う、ビルの数フロアを借りているこじんまりした総合病院。
院長は東大医学部卒の循環器内科専門医。
名医との口コミが散見される人物。
当番表を見ると院長は循環器内科外来にも出てきているらしい。
受付「循環器内科の医師は5名いますが、院長をご希望の場合は相当お待ちいただくことになります」
私 「予約をしたいんですが」
受付「ご予約いただいても、院長ご希望の場合はいつにお呼びできるかお約束はできまかねます」
私 「午前中一番の時間に予約すれば、午前の診療時間中には終わりますよね?」
受付「お約束できかねます」
私 「予約の意味が?」
受付「院長でなければそこまでお待たせしません」
私 「受付後に順番を教えていただいて外出することは・・・」
受付「当院ではご遠慮いただいております」
パス!
2⃣「循環器内科」単科目標榜の開業医B(大きな駅前で開業)
受付「ご予約ですね。ただし初診で精密検査はできません。また精密検査の方法は院長判断です」
私 「しかし、今説明しましたように、健康診断専門病院で『心臓エコーで精密検査をしてください』と言われました。なので、それができる所という基準で探しているのですが」
受付「ですから、それは院長が判断します。心臓の精密検査は何も心臓エコーだけではありませんので」
私 「例えば?」
受付「胸部エックス線検査とか、心電図検査とか色々ございます。どれを行うかは院長が判断します」
私 「あの、先ほどから何度も同じことを言って申し訳ないのですが、私は先日健康診断を受けたばかりです。胸部エックス線検査も心電図検査も受けました。両方とも所見なしです。聴診だけに引っ掛かり『心雑音が認められるため要精密検査。心臓エコー検査を勧める』と言われたのです。胸部エックス線検査や心電図検査を受け直す必要はないと思うのですが」
受付「で・す・か・ら、それは診察時に院長に伝えてください。院長が判断します。ただ、もし院長が心臓エコー検査が必要と判断した場合でも、その場で検査は無理です。心臓エコー検査はご希望の方が多ので、予約が取れるのは早くても数日後です。それで、初診はいつがご希望ですか?」
私 「けっこうです」
パス!パス!
3⃣「循環器内科」単科目標榜の開業医C(小さな駅前で開業)
受付「うちは予約制ではありません。ご来院順になります。まずはお越しください」
私 「待ち時間の目安を教えていただけますか?」
受付「今から来られますか?それなら30分から40分です」
私 「心臓エコー検査希望なんですけど、希望すれば必ず受けられますか?」
受付「・・・???はい、もちろん」
私 「後日ではなくその場で?」
受付「もちろん」
口コミはほぼ「名医」評価で埋め尽くされています。
Cに決めました。
市井(しせい)の名医・C循環器内科
Cはごちゃごちゃした商店街の中のビルのテナントに入っている小さなクリニックでした。
待合室の椅子も20くらい。
私 「20分ほど外出しても良いですか?」
受付「はーいどうぞー」
戻るとほどなく呼ばれ(本当にピッタリ30分)、院長は確かに名医のオーラを醸し出してます。
聴診後の説明も丁寧かつテキパキ、テキパキかつ丁寧。
言葉が歯切れよく、相当細かいところまで説明するのに無駄な単語は一切挟まない。
その後即心臓エコー検査。
画像を見せられながらの説明も丁寧かつテキパキ、(後略)。
あっというまに
「初見は僅かにあれど気にするレベルでは全くなし。今まで通り生活してください」
で終わりでした。
スッキリ。
AやBに行ってたら、精密検査の結果が出るまであと1週間とか2週間もやもやしなければいけないところでした。
「そんなに予約がいっぱいということは名医に違いないから、半日待ってでも受けたい」
とAやBを予約する方も少なくないでしょう。
それはもう個々の価値観でどうぞとしか言えませんが、私には今回のCがベストでした。
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