おとなの社会科見学レポ>キューピーマヨテラス❷ガイド付見学編
企業ミュージアムの見学方法には二種類あるッ!
それはッ!
自由見学とガイド付き見学だッ!
例えば港区高輪にある味の素「食とくらしの小さな博物館」は自由見学。
守衛さんに「みーせーてっ、くっださいなっ」とお願いして来館者カードをもらえば、後は放牧状態。
予約が要らない場合が多く、お気楽。
※中には「自由見学だけど人数調整しなきゃいけないから要予約」という企業もあります。
ガイド付き見学は定員があって、ほぼ予約制。
※「味の素川崎工場見学」は現在見学受け入れ休止中。
見学受け入れ中でも、人気企業は予約を取るのがひと苦労。
ただし、たいていの場合最後に豪華なお土産がもらえる。
無料で見学させて、案内&解説してやって(人件費発生)、しかもお土産までくれるって何?
そういうことわざがあったような。
思い出したぞ。
「盗人に追い銭」
注:違います。
キューピーマヨテラスガイドツアー
まず最初に偉そうな人…いや、威張ってるという意味ではないですよ。
ひと目でわかる役職者、という意味のです。
職階も品もありそうな男性から来館者への感謝とお詫びの挨拶が入ります。
「本来であれば最後にご試食をしていただくコースですが、現在コロナのためご試食いただけず申し訳ありません」
いやいや、腰が低過ぎる。
キューピーちゃんは甘くない性格
お子様連れのファミリーが多いので、インストラクターのおねえさんの言葉のチョイスは完全に小学校低学年向けです。
しかし平易な言葉の随所にへええ❗️が潜んでいます。
「マヨネーズの材料は卵と油と酢だから、卵の子会社とお酢を作る子会社を作ったよ❗️」
とサラッとおっしゃいます。
※実際の口調とは少し変えています。
キューピータマゴ 1977年創立
マヨネーズの材料は、卵黄。
卵白は余ります。
それを最大限に有効活用するために作られた子会社。
ケーキ会社などは逆に卵白だけが欲しいわけですからね。
卵から殺菌卵液を作って売ってる会社です。
卵の殻まで加工、製品化しています。
キューピー醸造 1962年創立
マヨネーズ用に独自開発したお酢を造ってます。
キユーピーのたまご「はじまりは、たまご。」篇30秒 キユーピーCM
油だけは他社から買付け。
その代わりタンクローリー(食用油ローリー/もちろん自社便)で納品されてくる油は、えぐいほどねっちりと(私の言葉のチョイスよ…)安全確認を受けている映像が流れます。
抜打検査ではなく全数検査。
更に出来上がった製品を安心安全に運ぶために「運送会社も作ったよ❗️」とおっしゃいます。
キューソー便(キューソー流通システム)1966年創立
猫や飛脚に俺のマヨネーズを任せられるか❗️
とばかりにキューピーちゃんが造っちゃった食品物流専門会社。
キューピーちゃんったら、可愛い顔して猜疑心が強い❗️
(だから私の言葉のチョイスよ…)
キユーピーグループの物流を一手に請け負うために創立されたものの、食品物流のリーディングカンパニーとして大成長。
今や食品専門運送会社としては日本最大手。
他食品会社の製品もガンガン運んでます。
2020年11月期の営業収益に対するキユーピーの比率はわずか6.5%。
残り93.5%は外部顧客から売り上げている。
恐るべしキューピーちゃん。
このくらい神経質でないと、民間のいち食品会社(ここがキモ)が何十年も一国のシェアの7割だの8割だのを占め続けるなんてことは不可能なんですね。
こちらの動画©キューピー公式チャンネルでもご覧いただけます。
では❸写真&お土産編(完結)に続きます。
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