今日は何の日>12月18日:カタール独立記念日
明日W杯決勝戦が行われる中東・カタールは1971年9月3日にイ ギリスから独立しました。
2006年まではこの9月3日を独立記念日に制定していましたが、2007年から12月18日に変更しています。
12月18日は1825年にサーニー・ビン・ムハンマドが初代首長となった日だそうです。
サーニー家(アール=サーニー)はもともとカタール土着の豪族で、現カタール首長一族。
当時のカタールは1766年にクウェートから移住してきたハリーファ家に支配されていました。
ハリーファ家が更にペルシャからバーレーンを奪い取ると、カタールはハリーファ家が支配するバーレーンの統治下にくだされてしまいます。
サーニー家はハリーファ家に何度も反旗を翻すもうまくいかず、最後はイギリスと手を結びイギリス保護領になる形でようやくハリーファ家の支配を脱しました。
イギリスからの独立後はカタールをサーニー家の世襲による首長制(絶対君主制)で統治中。
サーニー・ビン・ムハンマドとは「ムハンマドの息子サーニー」を意味します。
現首長はタミーム・ビン・ハマド=アール・サーニー(サーニー一族のハマドの息子のタミーム)。
「ビン」は「誰誰の息子」という意味で、この名乗り方はアラブ人共通。
ウサマ・ビン・ラディンも日本では「ウワマが名前でビンラディンが苗字」と思っている人が多いですが、実は彼のフルネームは
「ウサマ・ビン・ムハンマド・ビン・アワド・ビン・ラディン」
「ラディン一族のアワドの息子のムハンマドの、更にその息子のウサマ」という意味です。
タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー現カタール首長(1980年6月3日 生・42歳)は世界の現役君主中では最年少。
惜しくも2位は3か月半ほど年上(1980年2月21日 生・42歳)のブータンのジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王。
※アントニオ猪木さんではありません。
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