待ってください、それ武勇伝なんですか?
とある休日のお出かけの電車でのことです。
座席はほぼ埋まっているけど立ってる人はあまりいないくらいの混み具合でした。
私はロングシートの一番端に座っていました。
扉を挟んで優先席に一番近い場所です。
ある駅から小柄な前期高齢者(に見える)女性(便宜的にA子さんとします)が乗ってきて、足早に優先席の前に行きました。
優先席は空いていません。
優先席に座っていた、A子さんよりよりやや歳下(に見える)女性(B子さん)が「座りますか?」とA子さんに声をかけました。
するとB子さんの横に座っていた30代くらいの男性(C男さん)が無言でスッと席を立ちました。
ここまではよくあることです。
しかしその先が、えええ?でした。
A子さんはC男さんには礼も言わず席に座ると、B子さんに「ありがとうね」と言ったのです。
別に聞き耳を立てていたわけではないですよ。
大きな声だったので嫌でも聞こえたのです。
いえ、最初はC男さんに向かって言ったのかなと思ったんですよ。
でも続きを聞いたら違ったんです。
A子「ありがとうね〜(あなたが)ああ言ってくれないと、最近の若い人は寝たふりして絶対譲らないんだから!助かったわあ」
B子「え?あ、はい…(困惑気味)」
席を譲って立った後、扉脇にいたC男氏が無言で隣の車両に移って行きました。
そりゃあそうだ。
せっかく譲ったのに礼どころか悪く言われちゃ、いたたまれませんわ。
しかしA子さんはスイッチが入ったのか話し続けます。
A子「この前もね、10代の女の子が平気な顔して優先席に座ってるから、もうあったま来て『オイ、オマエ、立て!』って怒鳴りつけてやったのよ」
B子「…え?」
A子「そしたらその子、ピョコーンと飛び上がって『すみません、どうぞ』って言ったわ。ガーッハッハ❗️最初から座るなって話よねえ〜。ねえ、そうでしょう?」
B子(無言)
こういう高齢者にだけはなりたくないと思いました。
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