東芝未来科学館<前編>アプローチと概要編
川崎駅の目の前にある東芝未来科学館。
入館無料の企業ミュージアムです。
開館時間:火~土曜日 9:30~17:00
休館日 :日・月・祝・特定休館日
入館料 :無料 (事前予約制)
※日曜祝日休館(土曜は開館)だけご注意ください。
駅2階のペデストリアンデッキで直結していて、表示も大きいので迷いません。
300m徒歩4分です。
コロナのため事前予約が必要です。
ただし「予約時間から1時間以上前後するとご入館できない場合があります」程度の目安的予約です。
11時の予約ならば10時~12時の間なら入館できるということ。
一応滞在時間90分と想定して人数調整が行われているようですが、こちらも目安です。
入替制でもなくタイムリミットはないので、科学好きな方は3時間くらいいても別に退出を促されたりはしません。
時間変更も(満員でない限り)割と直前までできるようなので、気が楽です。
土曜はどんよりした曇り空で生えない写真になったので、建物画像は公式からお借りします。
館内はいくつかのゾーンに分かれていますが、私が特に気に入ったのはヒストリーゾーンです。
絡繰儀右衛門(からくり ぎえもん)
みなさんは「絡繰儀右衛門(からくり ぎえもん)」という言葉を耳にされたことはありませんか?
江戸時代から明治時代にかけて実在した発明家で本名は田中 久重(たなか ひさしげ/1799~1881年)。
1875(明治8)年に彼が創業した電信機工場を源流とし、1939(昭和14)年に藤岡市助が創業した東京電気株式会社と合併してできたのが東京芝浦電気株式会社。
現在の東芝です。
幼い頃からからくり人形に興味を示し、20歳の頃にはからくり興行師として生地九州だけでなく大阪・京都・江戸でも興行を行い名を馳せました。
ヒストリーゾーンは田中 久重と藤岡市助の作った貴重な発明品が展示されています。
「日本のエジソン」と呼ばれた藤岡市助のコーナーも充実しています。
※田中久重も「東洋のエジソン」と呼ばれたようなのでエジソンがダブりますが、とりあえず「日本のエジソンと呼ばれた発明家二人が創ったのが東芝」ということで。
私がより強く興味を引かれたのは、田中 久重製作のからくり人形の現物/レプリカ展示です。
30分おきくらいに行われる実演を観ることができる「茶運人形(ちゃはこびにんぎょう)」はレプリカです。
<茶運人形とは>
茶を入れた茶碗を人形が持った茶托に乗せると、客のいる所まで運び、客人が茶碗を取ると停止する。
客人が茶を飲み、空になった茶碗を茶托に戻すと、Utターンして茶碗を元の場所まで持ち戻るというゼンマイ仕掛けの人形。
☟公式が公開している実演の様子です。
そそられませんか?
プラスチックで再現された市販品もあります。
ではこのへんで<中編>に続きます。
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