今日は何の日>4月19日:乗馬許可記念日
1871(明治4)年4月19日(新暦6月6日)に江戸時代には武士にのみ許可されていた乗馬が一般人にも許可されたことにちなむ。
それまでも農作業や荷物運搬用の馬にひかせた荷車に乗るのは問題ありませんでした。
また馬方や馬子が付き添う馬の背に乗るのは「自分で馬を操っているわけではない」ということで不問でした。
しかし「自分の意思で馬を自在に操る」馬術は、弓術などと同じく戦術の一つとされ、戦士階級=武士にしか許可されなかったのだそうです。
織田信長の部下になった豊臣秀吉が馬に乗って実家に帰ったところ、家族もご近所も「馬に乗れる身分になったのか!」と驚く…という演出を昔、時代劇で見たことがあります。
出世した後の秀吉は、愛馬に麒麟の馬具をまとわせていたようです。
秀吉が有名な「中国大返し※¹」で騎乗した名馬・奥州驪(おうしゅうぐろ)※²
※¹中国大返し
羽柴秀吉が主君織田信長の死を知った後、明智光秀討伐のため備中高松城(岡山県岡山市北区)から山城山崎(京都府乙訓郡大山崎町)までの約230 kmを10日で駆け抜けた軍団大移動。
日本戦史上屈指の大強行軍として知られる。
※²驪(くろうま/くろ/レイ)
馬へんに麗しいと書いて一文字で「黒い馬」を表す。
他に馬へんに華やかと書いて一文字で「茶色い馬」を表す驊(あかくりげ/カ)という漢字も存在します。
乗馬を意味する英語は、英国式ではhorse riding(馬に乗る)米国式ではhorseback riding(馬の背に乗る)なのだそうです。
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