日本は世襲議員が多すぎる
① 父母、義父母、祖父母のいずれかが国会議員。
② もしくは三親等内の親族が国会議員。
③ ①または②のうち、同一選挙区から出馬した(つまり票田を受け継いだ)候補。
を世襲と定義した場合、自民党議員の3割が世襲議員だそうです。
①②の親族を国会議員に限定せず、県会議員にまで広げるとさらに割合はアップ。
また世襲議員の当選率は非世襲議員の当選率の2.5倍以上という数字も見たことがあります。
さらに同じ非世襲議員でも、地元の有力者(いわゆる名士)の家の子息とかは庶民の出の候補より当選率は高い。
そして庶民の出身でも芸能人だけは特別で、当選率は高い。
というわけで、日本では世襲でもなければ地元の金持ちの子でもなく、かつ芸能人でもない本当の庶民が議員になれる確率は非常に低くなります。
そんなのどこの国でも似たようなものでは?と思っている人も多いでしょう。
しかし例えばイギリスでは、世襲回避策として親の地盤は引き継げない(全く違う選挙区から出馬しなければならない)決まりがあります。
日本人が世襲議員を好む理由は、「世間体」を重んじる日本人気質にかんがみて
「議員の息子なら、親の顔に泥を塗るような真似はしないだろう」
「ボンボンならお金に困ってないぶん悪さをしにくいだろう」
といった、ふんわりした信頼感ゆえだと思います。
しかし、どうやらそうでもないぞという思わせてくれたのが安倍晋三氏や岸田翔太郎氏でした。
安倍晋三氏は親が持っていた宗教団体との癒着を引き継いでしまった。
岸田翔太郎氏は、大きな悪さはしない代わりに真面目に仕事もしない。
日本もそろそろイギリス式を取り入れて、議員の親族の出馬そのものは構わないけど選挙区は分けるべし、にした方がいいと思っています。
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