未就学児に富士山登山は無理だと思います
5歳に富士山登山は無理でしょう。
高山病は一般的に成人で標高2,000m以上が発症目安ですが、富士山の場合は車で登れるスバルラインの5合目にして標高2,300m。
5合目で既に危険ライン超えてます。
下は高度差による大気圧と酸素濃度。
川口液化ケミカル㈱HPを参照しました。
高度差 気圧( hPa) 酸素濃度(地上を100%とした場合の数値)
0m 1013 100%
500m 965 94%
1000m 899 88%
1500m 847 83%
2000m 795 78%
2500m 748 73%
3000m 701 68%
3500m 659 64%
4000m 616 60%
7合目は標高2,780mですから平地の7割の酸素しかないわけです。
自家用車やバスツアーでお気軽に行ける、その辺のレジャー施設扱いの5合目ですら8割しかありません。
ちなみに血中酸素濃度の正常値は96〜99%です。
90%切ると危ないので病院へ行きましょうと言われます。
富士山登山者(成人)の49%が頭痛などの高山病にかかったと回答したという報告もあります。
車でお手軽に行ける5合目より上は、小学生以下の子供を連れて行く場所ではないと思います。
最近は「小さなうちから何でも体験させることが一番大事」という教育方針のご家庭が多いですが、命を懸けてまで体験することではないでしょう。
中学生・高校生になってからではなぜ駄目なのかなと不思議に思います。
画像はフジヤマナビより。
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