書評:50歳母が婚活で結婚しました(コミックエッセイ)
初公開:2026/06/08
一部加筆したため再公開します。
この週末、久しぶりに婚活ネタのコミックエッセイを読みました。
こちらです。
作者の実の母の実話ということです。
ブックオフで税込132円だったので購入したのですが、132円で良かったというのが正直な感想です。
定価の税込1100円出してたらブルーだったでしょう。
夫の浮気を理由に離婚してシングルマザーで娘二人を育てている50歳の母が主人公。
事務職で正社員、マンションも自己名義所有、と日本のシングルマザーの平均よりは多少好条件な母ですが、事務職の年収は240万円とこのとです。
娘二人を扶養に入れている間は、ほぼ年収=手取り。
児童手当も満額ではなくなりますが受け取り可能な年収ですし、子供二人なら自治体にもよりますが住民税非課税になる可能性もあります。
またひとり親家庭の医療費補助は子どもだけでなく、親にも適用されます。
住民税非課税の場合は親子ともに医療費の自己負担額ゼロ。
住民税課税の場合でも自己負担額1割。
しかし、娘二人は社会人になってしまった。
扶養控除もひとり親控除も児童手当もなくなるうえに、親子ともに医療費の自己負担額は3割に上がります。
つまり収入減、支出増。
母は「子供が独立したら経済的に厳しいから」と婚活を決意します。
子供が独立したら経済的に厳しいのは事実なので、ここは別に何とも思いません。
熟年婚活の理由なんて、女性は経済不安、男性は健康不安(含む介護不安)がぶっちぎりの一位でしょうから。
しかしこの人が結婚相談所に出した相手に望む条件がすごかった。
「未婚、子なし」
自分はバツイチ子あり(2人)なのに、それを棚に上げて「初婚で子なし」が良いと言い切れる神経。
しかも理由が「(相手に)子どもがいると気を使うからね〜」。
は・・・?
あなたの娘二人は何なのですか?
いいえ、わかってます。
こういう図々しいおばさん(私より年下のようですが)は、決まってこう言います。
「あ~ら、うちの娘たちは二人ともそれは良い子で良い子で良い子で(エンドレス)他人に気を使わせるようなコじゃないから大丈夫」
釣り合いとか、お互い様とか、一切考えない(想像すらしない)のですね、このタイプは。
こんな調子だから、読み進めても共感できないこと甚だしい。
また結婚相談所は入会金30万が高すぎるからと、最初は「40代50代限定の街コン」(女性会費2千円と激安)から始めるのですが。
「これでも若く見られる自信があるのよね~」
からの
「私ばかりモテちゃったりして~(なんかごめんなさいね~)」
と、ほくそ笑み顔で乗り込むコマも、心底ゾッとしました。
※この辺の台詞はリアルタイムで本を確認しつつ書いているので、原文に忠実です。
これをマンガにしているのは実の娘。
そして娘は母親にMAX協力的で、甘すぎて不安になるほど優しい。
なので実際よりマイルドに書いているはず・・・と思うのですが、マイルド化してもなお、このいやらしさ・・・?
40代・50代と言ったら、40歳から59歳まで。
その中での50代なんて、例え本当に数歳若く見えたとしても、リアル40歳より若く見えるわけがない。
それにいくら気楽な街コンでも、「2、3歳若く見える50代」より「年相応に見える40代」の方がモテると思いますけどね。
結局は実年齢がキモのはず、と思ったら案の定の展開が待ってました。
ちょっと長くなったので、一回続きます。
しかもコミックスの表紙。
実際に着用したのかは不明ですけど、ミドルシニアの再婚者に白無垢着せるのかー。

※白無垢
「まっ白な気持ちで嫁ぎ先の家風に染まります」(従順な「嫁」になります)、自己主張などしませんという意味なので、年若い初婚の花嫁ならまだしも、熟年再婚では、少し前まではありえないチョイスでした。
今も一般的ではない※。
※最近は、これを言うと意識高い系から「古い!」とフルボッコされるので誰もあからさまにダメとは言わなくなりました。
しかし「加齢でぜい肉をまとったわがままボディにマイクロミニスカート」くらいの「ダメとは言わ(え)ないけど、てんてんてん」感は残存しています。



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