風景>散歩道>人形のまち岩槻❾時の鐘
岩槻人形博物館から400m徒歩5分に「時の鐘」があります。
「時の鐘」と検索するとまず出てくるのは川越にあるもの(有名)です。
西武鉄道が力を入れている観光地、小江戸・川越のシンボルです。
西武線の駅には通年必ずと言っていいほど貼られている、川越観光ポスターでもお馴染みですね。
西武新宿駅にはミニチュア模型まで置かれています。
しかし時の鐘は何も川越の専売特許ではありません。
庶民が時計など持てなかった江戸時代。
徳川幕府は民に時刻を知らせるために、大きなお寺やこうした鐘楼(しょうろう)などで、時刻を知らせる鐘をつかせていました。
江戸には上野寛永寺をはじめ幕府指定の「時の鐘」が10ヶ所設けられていたといいます。
小藩では藩に一つでした。
(その他のお寺が自主的に鐘をついて周辺住民に知らせていたものは除く)
というわけで岩槻藩2万石にも、川越藩10万石に比べると小さいですが時の鐘があり、今も保存されています。
ただし川越の時の鐘は今でもタイマーセットで鳴らされ続けていますが、岩槻のそれはもう鳴りません。
傍には鐘楼より遥かに高い大銀杏がそびえていました。
では次は❾岩槻人形博物館に続きます。
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