花>春>クリマスローズ:クリスマスに咲かないクリスマスローズの謎
クリスマスローズが花盛りですね。
しかし今頃咲くのになんでクリスマスローズやねん❗️と思いませんか❓
数年前の私は思いました。
そして調べました。
元々は早咲き品種ニゲルだけの愛称だった
元々クリスマスローズというのは学名をヘレボラスという花のうち、早咲き品種のヘレボラス・ニゲルだけの愛称だったというのです。
ヘレボラスはキンポウゲ目キンポウゲ科キンポウゲ亜科ヘレボラス属に分類されます。
これが日本に入ってきた時に、なぜかヘレボラス属がクリスマスローズ属と和訳されてしまったのです。
そのため日本でだけは、早咲き(冬咲き)もその他(春咲き)も全てひっくるめたヘレボラス属全体が「クリスマスローズ」の名前で定着してしまい、今に至る。
20品種ほどあるヘレボラスの中で、クリスマス頃に開花する早咲きのニゲルは実は少数派で、その他の品種はほとんど春咲き。
これが「クリスマスに咲かないクリスマスローズ」の真相でした。
クリスマスローズは花やない。ガクや❗️
もうひとつのクリスマスローズのトリビア。
それは花びら(花弁)に見える部分が実は花弁ではなく萼片(ガク)だということ。
ガクというのは一般的な花では花弁の下にある緑色の部分です。
画像はWikipediaと、花の断面図は三郷市HPより。
どうりでクリスマスローズって花期が長い(なかなか散らない)はずです。
クリスマスローズの花びらはどこに行った❓
結論
❶クリスマスローズは確かに1品種だけはクリスマス頃に咲く。
❷花びらが退化し、ガクが発達して花びらと間違われている。
❸けっこう変わりダネ。
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