国旗>丸モチーフの国はほぼアジアのもの
日本の国旗、日章旗(日の丸)は世界的に見てもとても目立つデザインです。
他国の国旗はボーダー・ストライプ・十字のパターンが多数派な中、
「赤い丸を描いただけ」
という単純さが、逆に目立つ理由です。
その日章旗の色違いに見える旗がふたつ存在します。
バングラデシュ国旗
ひとつは1972年制定のバングラデシュ国旗(パキスタンからの分離独立は1971年)。
濃緑の地に太陽。
実際の旗は上の画像よりもっと地色が濃く見えるため、私は密かに
「ブラック日の丸」と呼んでいます。
👇先日、千代田区にあるバングラデシュ大使館で撮影した国旗はまさにそうでした。
黒地に赤に見えました。
バングラデシュ国旗は「豊かな緑の大地に(独立のために)流された赤い血」を表しているそうです。
パラオ国旗
もうひとつが1980年制定のパラオ国旗(アメリカからの独立は1993年)です。
爽やかな青地に満月。
私は勝手に「爽やか日の丸」と呼んでおります。
👇実は記事は未公開ですが、港区にあるパラオ大使館も既に行ってきております。
こちらは「太平洋と月」を表しているそうです。
日章旗リスペクトではない。
この二つの国旗については、ネット上に
「日章旗を参考にした」
「日本をリスペクトしてデザインされた」
という説がまことしやかに流れています。
しかしバングラデシュ政府もパラオ政府も公式にそれを認めてはいません。
二つとも比較的新しく制定された旗なので
「日章旗の色違いにしたんだろう」
と思う人が多かったのでしょうか。
丸をモチーフにした国旗は、分類上「Disc(円)」と呼ばれるそうです。
欧米の国旗にはほぼありません。
北マケドニアとグリーンランド(デンマーク領)以外は全てアジアの国です。
👇韓国
👇南モンゴル(中国内モンゴル自治区)旗
👇チベット亡命政府旗
※地域タグには「チベット自治区」しかないので仕方なくそれにしていますが、自治区の旗ではない。
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