今日は何の日>7月21日:神前結婚記念日&日本の未婚率を考える
1900(明治33)年に東京の神宮奉斎会本院(日比谷大神宮/現在の東京大神宮)が神前結婚式のPRを始めた日。
👇東京大神宮公式。
のっけから「神前結婚式創始の神社」を名乗られてます。
👇画像は公式より。
それまでは結婚式は(葬儀も、元服も)各家庭で行うのが普通でした。
しかし1900年5月10日に「皇室御婚令」が発布され、皇太子(後の大正天皇)の御婚儀が初めて宮中賢所大前(かしこどころおおまえ)で行われました。
宮中賢所大前は皇霊殿神殿です。
天皇が即位礼をしたことを祖先の霊(=神)に報告する所です。
大正天皇は、即位報告だけでなく結婚の誓いもここで行ったわけです。
すると国民の間に「私も神前で結婚式がしたい」という気運が高まりました。
皇室は日本人のファッション(流行)リーダー(先導者)だったのです。
それを受けて日比谷大神宮が宮中婚礼を参考にして考案した神前結婚式のPR活動を始めたのが1900年の今日でした。
現在の神前結婚式の原型は日比谷大神宮の宮司作ったということです。
いかにも「日本古来の伝統的結婚式」のようなイメージで捉えられがちな神前結婚式ですが、その歴史はまだ122年目と意外と新しいんですね。
しかし戦後急速に人気が出た教会式に押され、現在神前結婚式の割合は約2割(ゼクシィ調べ)。
また女性ファッション誌「ノエル」が2019年に行ったアンケート調査ではこういう結果も出ているそうです。
未婚女性(25~35歳)100人が回答。
4人に3人が「結婚式したい」派。
一方未婚女性(25~35歳)100人が回答。
「結婚式したい」は2人に1人。
つい先日(7月5日)に自民党の桜田義孝・前国務大臣(五輪担当)の失言が物議を醸したのはまだみなさまの記憶にも新しいことと思います。
「女の人は無理して結婚しなくていいという人が増えている」
「女性は男の人に寛大になっていただけたら」
つまり「男性の結婚願望は十分高い。女性が(経済的に)高望みをして未婚率をつり上げているのだ」
もっと深読みすれば「(女性は結婚に)高望みすんな。さっさと妥協して未婚率と出生率を上げろ」という趣旨の発言です。
👇当時の報道。
もちろん袋叩きに叩かれましたとさ。
いやあ、男と女の間には、深い河があるようです。
ちなみにエンドウ家は嫁(私)が「結婚式❓お金がもったいないわ」派。
夫が「実兄(祖国で結婚してます)がド派手な結婚式をしたから自分も(派手でなくていいから)式はやってみたい」派でした。
結局は
「そんな金があったら新居の頭金にツッコんでローン減らした方が、何十倍も活き金(いきがね)だあ❗️」
という嫁の意見が通って、挙式なしでした。
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