映画評>シークレット・ミッション(2013年韓国)
原題 :은밀하게 위대하게
直訳 :隠密に偉大に
原作 :ウェブマンガらしいです
上映時間:127分(ちょっと長い)
ジャンル: コメディ/ドラマ/アクション
左から
玉木宏/ブルース・リー(主役)/男子高校生
(嘘ですってば)
ブルース・リーは笑うとさかなクンにも見えないこともない。
(やめろってば。韓流ファンのお姉さま方に石投げられるぞ)
あらすじ
北朝鮮では、やっと小学校を卒業したくらいの幼い子供たちに特殊工作員教育を施し、その中のエリートだけを集めた5446部隊というものを作っていた。
エリートスパイのひとりであるリュファン(上の写真のブルース・リー)は、韓国の貧民街に潜入して知的障碍者を演じながら作戦実行指令を待つように命令される。
(要は北の潜入工作員=スパイ)
ドングという偽名を使い、老婆の営む零細食料雑貨店の2階に住み込んで働いている。
👇これはトング。
朝から晩まで掃除や配達などの雑用をこなして、3食付きで月給20万ウォン(約2万円)。
それでも「祖国に持ち帰れば金持ちだ」と全額をお菓子の缶に貯めている。
近所の未就学児兄弟にまで虐められるほど徹底したおバカを演じながら。
2年経ち、ご近所さんたちにはかなり馬鹿にされつつもある意味可愛がられ、すっかり溶け込んだリュファン。
しかし本国からは何の指令もなく、自分は忘れられているのではないかといぶかる。
町内にいるもう一人の先輩スパイ(郵便配達員)は言う。
「おれなんかもう16年、何の指令もない」
故国に残してきた母(父はいない様子だ)が心配で夜になるとちょくちょく手紙を書くが、北に送る方法がない。
書いた手紙を綴じたファイルはすっかり分厚くなってしまった。
そんな時、町内に二人の新しいスパイが赴任してくる。
ロックミュージシャンを演じるよう命じられているがギターが全く弾けないヘラン(=上の写真の玉木宏)と、高校生になるよう命じられたヘジン。
彼らが韓国に溶け込むのを手助けするリュファンだったが、ある日思いがけない作戦命令が3人に下される。
感想
Amazonのジャンル分けがコメディ/ドラマ/アクションだから軽い気持ちで見はじめると、もう延々とおバカすぎるコメディ描写が続きます。
原作がマンガだけあって、表現が本当にオーバー。
ところが後半、北が動き出すと、ガラッと急転し、まさかの展開に。
こちらもリアリズムがナッシングという点だけは前半といっしょですが。
これ以上書くとネタバレになってしまうので控えます。
ただ、ハッピーエンドではありませんので注意です。
評価
🌟🌟🌟(3.0/5点中)
北のスパイは日本にも潜入していると言われますが、いるのかなあ、こんなの。
主役のブルース・リー(まだいうか)もアホ演技の笑顔が可愛いですが、私の好みは、この3人縛りなら玉木宏ですね。
👇同一人物です。
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