日本最古の上円下方墳:武蔵府中熊野神社古墳
ちょっと前に行った武蔵府中熊野神社古墳です。
単に熊野神社古墳と言ってしまうと埼玉県桶川市にある方になってしまうらしいので、武蔵府中は必須。
桶川市の方は、土盛の円墳のてっぺんに熊野神社がのっかっているらしいです。
👇桶川市の熊野神社古墳。
画像はWikipediaより。
この盛り上がってる全体が円墳。
一方の武蔵府中熊野神社は平地にあります。
特に注釈のない画像は私が撮った写真です。
JR南武線西府駅が最寄駅ですが、エンドウ夫婦(仮名)はわざと京王線府中駅から歩いて行きました。
府中駅からだと2.2㎞徒歩30分です。
武蔵府中熊野神社到着。
何の変哲もない普通の神社ですが・・・
神社のすぐ後ろに、表面を完全に石で覆った独特な古墳が。
これが武蔵府中熊野神社古墳です。
大規模な復元工事でよみがえった姿です。
ちなみに復元前の姿は👇こちら。
上とほぼ同じアングルです。
復元工事を請け負ったのは鴻池組です。
あとですぐ隣にある古墳展示館の学芸員の方に伺ったところ、古墳と神社は全く関係ないそうです。
土森の頃は古墳と認識されておらず、単に後の時代になってからすぐそばに神社が建てられただけだそうです。
古墳の形は上円下方墳(じょうえんかほうふん)。
円墳や前方後円墳と違い、聞きなれない言葉ですね。
四角い墳丘の上に丸い墳丘が重なったこの形は飛鳥時代後期にごく少数造られ、日本全国で4基しか見つかっていません。
そして武蔵府中熊野神社古墳はその4基の中で最古のものです。
すぐそばには古墳展示館があります。
展示館についてはまた別記事で。




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