博物館レポ>武蔵府中熊野神社古墳展示館
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日本最古の上円下方墳、武蔵府中熊野神社古墳。
四角の上に丸が載ってるから「上円下方墳」です。
下二段が四角形、一番上の三段目が円形ドーム型です。
空撮画像は府中市公式より。
神社のすぐ隣に古墳展示館があります。
画像はゼンリン地図から。
武蔵府中熊野神社古墳展示館
4月から10月:9〜17時
11月から3月:10〜16時
月休/入場無料/予約不要
展示室は2階です。
1階のトイレは展示館の休館日でも季節に関係なく6時から22時まで使えるそうです。
展示館内部の画像はWikipediaと4squareより。
展示の目玉は出土品の七曜文(しちようもん)銀象嵌(ぎんぞうがん)鞘尻金具(さやじりかなぐ)のレプリカ。
鞘尻金具金具とは、太刀の鞘の先に付けた飾りと鞘の保護を兼ねた金具です。
七曜紋はこれ。
七曜とは太陽・月・火星・水星・木星・金星・土星のことです。
本物はここから3km離れた府中市郷土の森博物館に展示されています。
1階の外には石室復元展示室があります。
古墳の石室(玄室ともいう。棺を納める場所)は、第二次対戦中は古墳と知らない日ご近所の方から防空壕に使われたりしていたそうです。
しかし復元時に完全に塞がれています。
代わりに造られた再現石室(原寸大)がこちら。
2階の古墳絵tん自室は展示館は自由入館ですが、こちらの石室復元展示室に入るには、下公家医院の肩に一声かけてヘルメットと懐中電灯を借りる必要があります。
そうでないと仲は真っ暗なので何も見えませんし、入口がとても低いので頭をぶつけます。
中の写真は暗くて撮れなかったのでフォートラベルの画像をお借りします。
石室内の床にも、古墳を覆っている葺石(ふきいし)と同じ河原石が敷き詰められています。
石室の中には棺桶と思われる木の破片が出土していますが、2箇所にあったことかっら2つの木棺が収められていた、つまり二人の人物が埋葬されていたと推定されています。
それが誰なのかはまだ解明されていません。
府中は奈良平安時代に武蔵国府が置かれ、当時の武蔵国の政治の中心地でした。
この関係の高位の人物でしょうが、解明されるのでしょうか。
さて、東京には割とあちこちに古墳があります。
以前ご紹介した港区芝公園にも芝丸山古墳があります。
しかし大抵の古墳はただの築山ですよね。
何でも、前期古墳と中期古墳には葺石を施したものが多く、後期古墳にはあまり採用されていないのだそうです。
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