自己紹介>人形恐怖症(ペディオフォビア)ではありません
人形は苦手、と他人に話したら、一度
「これでしょう?」
と人形恐怖症(ペディオフォビア)を指摘されたことがあります。
人形恐怖症(ペディオフォビア)とは?
人形に対して特別に強い恐怖心や不安感を感じる単一恐怖症の一つ。
単一恐怖症(特異的恐怖症/限局性恐怖症/フォビア)は不安障害(不安神経症)の一つ。
特定のものや環境や状況に対して出現する、過度の恐怖を感じる病気。
動物の形をしたぬいぐるみに対しては恐怖感を感じないことが多い。
人形恐怖症の対象としては特に精巧に人間(子供)の姿形に似せて作られた日本人形やフランス人形(アンティークドール)が多い。
・・・いや、そこまでじゃありません。
好きではないというだけで、恐怖は感じません。
原因はわかっています。
昔、両親の部屋(田舎で家が無駄に広かったので祖父母の個室、父母の個室があった)に飾られていた能面。
翁と増女(ぞうおんな)の、かなり古ぼけてひどく変色したアンティーク。
これが怖くて、両親の部屋に入るのが苦痛で避けていました。
特に増女の陰鬱な表情が不気味で、嫌いでした。
父母に怖いと訴えたことも何度もあります。
しかし彼らは私が怖がるほど、泣くほど面白がって、決して撤去しませんでした。
今までにも何度も「毒親」と書いた通り、彼らは子ども嫌いを公言し、非常に意地悪な所がありました。
実父母なんですけど💧
当然私は父母の部屋には寄り付かなくなります。
結界が張られたようなものですね。
彼らの言い分は
「こんなのは慣れないといけない。隠すと余計慣れないから、慣れさせるために敢えて隠さない」
永遠の平行線です。
私は個室を与えられていたし、祖父母の部屋は居心地が良かったし、家族の人数の倍近い部屋がある家(祖父の増築趣味の結果)だったので、父母の部屋に入れなくても特に不自由はありませんでした。
私が寄り付かなくなると、彼らもこれ幸いと私と妹の面倒を完全に祖父母に押し付けていました。
私は小学校高学年頃には彼らを「〇雄さん、〇子さん」と呼ぶようになっていました。
この能面が原因で私は人形を嫌い、実は一度叔母(母の妹)がもらってきたリカちゃん人形も庭に投げ捨てました。
リカちゃんは別の家にもらわれていきました。
高校生くらいになるとおかげさまで能面に恐怖は感じなくなりました。
成人後は能楽堂でお能や狂言の舞台もナマで観れるし、美術館の「能面展」も普通に行けちゃいます。
👇五世野村万之丞版「白雪姫」。
しかし苦手意識だけはしっかり残りました。
人形に対しても、人が持っていたりそこに飾られているのは何も思いませんし、触れます。
けれど、自分が所有しようとも思わないといった感じが続いています。
単一恐怖症の定義であるところの「特別に強い恐怖心や不安感」はないけれど、その代わりに「嫌悪感」はあるといった状態です。
人形(ヒトガタ)を所有するくらいなら人型巨大ロボットを所有したいですね。
いやマジで!
👆「超電磁ロボ・コンバトラーV」
©東映エージェンシー/サンライズ/テレビ朝日👆
むかし、両親の部屋
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。