再)虹はなん色❓実は国や民族によって違う色の認識
上げ直します。
初回公開:2022/10/4 18:00
🌈 🌈 🌈 🌈 🌈
日本では子供の頃から「虹は七色」と教えられて育ちます。
なので私たち日本人は何の疑いもなく虹は七色だと信じています。
そして信じているとそう見えるのが、私たちホモサピエンスの脳なのです。
しかし虹の色の数え方は、実は国(民族)によってずいぶん違うってご存知ですか❓
日本・オランダは7色
日本に物理学を伝えたオランダが、日本人に「虹は7色だ」と教えました。
以来日本では虹は7色になりました。
日本初の物理学書「気海観瀾」(青池林宗・著)に「虹は七色」と書かれているそうです。
青池林宗は蘭学者でした。
実はそれまでの日本では、中国から伝わった通りに虹は5色と言っていたのです。
5色は 赤 ・黄 ・ 緑 ・ 青 ・紫 です。
橙と黄はまとめて黄、藍と紫はまとめて紫と認識していたのです。
7色は 赤 ・ 橙 ・ 黄 ・ 緑 ・ 青 ・ 藍 ・ 紫 です。
赤 ・ 橙 ・ 黄 ・ 緑 ・ 青 ・ 藍 ・ 紫
イギリス・アメリカは6色
ニュートン以前はやはり5色と言っていたそうです。
そこにイギリスの誇る天才物理学者(兼天文学者)ニュートン (1643~1727年)が現れます。
ニュートンは研究の結果「虹は7色」と定義しました。
しかしそう言われても英国人の目には藍と紫の区別が難しかったようです。
アメリカでも、かつては「ニュートンが7色と定義しているから7色だ」と教えていたそうです。
しかし1941年にシカゴ大学の教授が
「大人ですら見分けられない藍色を頭ごなしに子供に強要するのはおかしい。誰でも見分けられる6色とすべきだ」
と提唱。
これが受け入れられ、あらためて六色と教えるようになったそうです。
英国もなんとなくそれに倣いました。
六色は 赤 ・ 橙 ・ 黄 ・ 緑 ・ 青 ・ 紫 です。
赤 ・ 橙 ・ 黄 ・ 緑 ・ 青 ・ 紫
ドイツ・フランス・中国は5色
こちらはニュートン以前からの5色認識を堅持しています。
赤 ・黄 ・ 緑 ・ 青 ・ 紫
ロシア・インドネシアは4色
モンゴルは3色
一般的には3色というそうです。
青系、黄色系、赤系という認識だそうです。
つまり三原色ですね。
赤系 ・黄系 ・青系
台湾先住民の一部やアフリカの特定の部族も3色認識だそうです。
2色だって❓
南アジアのバイガ族、アフリカのバサ語族は2色というそうです。
「暖色系と寒色系」
という認識だとか。
な、なるほど・・・💦
暖色系 ・寒色系
8色だって❓
そして、世界にはニュートンを超える民族もいました。
アフリカのアル族は緑をさらに黄緑と緑に認識して8色というそうです。
赤 ・ 橙 ・ 黄 ・ 黄緑・緑 ・ 青 ・ 藍 ・ 紫
「虹は七色」という先入観を一度わきによけて見たら、
貴方の目には、実際は何色に見えますか?
画像はベネッセより。
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