再)高円寺大道芸2022レポ❸中国雑技芸術団<前編>&アミノ式と㊟メインは映画「変面」の話
アクセスがいまいちなのでテコ入れに再公開します。
なにとぞよろしくお願いいたします。
高円寺パル商店街のアーケードのすぐ脇、業務スーパー高円寺店前の道路。
道路幅があるけどすぐ先がアーケードになっており、アーケードを抜けると急に細い路地になるためあまり車が入ってこないロケーション。
通行止めが容易なのでここも高円寺大道芸大会の会場としては大定番の場所です。
業務スーパーの説明は割愛。
ここで観たのは中国雑技芸術団。
中国雑技芸術団
中国雑技芸術団は、1994年から東京を拠点に活動している大道芸集団です。
サントリーのなつかCM「アミノ式」への出演で有名になりました。
このCMが放送されたのは2003年~2005年頃。
いやあ、今見ても凄いわ。
是非フル再生してご覧ください。
合成・CG一切無し。ガチ体技です。
さて、この日は
❶変面
❷軟体(中国式柔軟。ありえないほど曲がる)
❸アクロバット
のお馴染み演目でした。
変面とは
変面は明朝時代末頃に中国・四川省で生まれたと言われる川劇(京劇の一種)の中の演し物です。
変臉(日本語では変面)と呼ばれる臉譜(お面)を瞬時に次々と変えていくパフォーマンスです。
中国雑技芸術団は特に人気に高いパフォーマーなので見物人の数が半端なく、「変面」は前の人の頭でほとんど写真が撮れず。
しかし早くもYouTubeに動画が上がってるので、悔しいけどそれを貼っときます。
「変面」という日本語が誕生したのは中国映画「變臉」1996年)の日本公開がきっかけでした。
邦題は「變臉(へんめん) この櫂に手をそえて」。
變は変の旧字体なので良いのですが、臉(レン:頭部の前面=顔面)という字が日本では全く馴染みがありません。
そのため日本語読みすれば變臉(へんれん)なのを敢えて「へんめん」というルビを振ることにしたようです。
そこから「変面」という日本語が爆誕してしまったのですね。
映画「變臉」
年老いた旅の大道芸人・王(ワン)は「変面王」と呼ばれる変面の名人だが残念なことに子供がいない。
一子相伝の変面芸を絶やすわけにはいかない。
ワンは違法と知りつつ人身売買で男児を買う。
狗娃(クウワー)と名付けるが、その子は髪を短く刈られ性別を偽って売られた女の子だった。
芸は男子にしか伝えてはならない決まりだった。
ワンはクウワーを手放そうとするが、行くあてのないクウワーは召使いでいいから置いてほしいと懇願する。
クウワーは償いのつもりでどこからか幼い男児をワンの元に連れてくる。
ワンは誘拐の罪で逮捕され、死刑を宣告される。
色々あってようやく釈放されたワンは、クウワーの自分を慕う気持ちに心を打たれ、彼女に芸を伝えることを決める。
二人は仲よく旅を続けて行くのだった。
アメリカでは「The King of Masks 」の題で1999年に公開され、純益💲100万を叩き出したそうです。
そういえばコロナ前はTokyo 雑技京劇団という別グループも変面演じてましたけど、彼らはどうなったんだろう。
軟体(中国式柔軟)
ご存じエクソシスト並に身体があり得ない方向に折れ曲がるやつ。
<問題>
雑技はどれでしょう❓
そして目玉のアクロバット、椅子倒立なんですが・・・長くなってきたので後編に続きます。
(またか)
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