今日は何の日>10月30日:宇宙戦争の日
別名:ニュースパニックデー。
1938年10月30日にアメリカ・CBCラジオでオーソン・ウェルズが朗読したSFラジオドラマ「The War of the Worlds(宇宙戦争)」が生放送された。
ハロウィン前夜の特別番組だった。
番組は音楽中継の途中で火星人襲来の緊急ニュースが報じられるという演出になっていた。
こちらは原作小説の初版の挿絵。
火星人が妖怪テイスト。
ハーバート・ジョージ・ウェルズの原作では架空の地名だった物語の舞台も、ラジオ版ではオーソン・ウェルズの脚色でアメリカ合衆国に実在する地名に改変されていた。
そのため本物のニュースと勘違いされ、120万人以上が大パニックになったとされる。
第二次世界大戦開戦を控えた当時の緊張した社会情勢もパニックが大規模になった原因の一つとも言われている。
しかし近年の研究では全米の警察に膨大な量の問い合わせの電話があったことは事実であるが、それ以上のパニック(暴動)の記録は見つからないとされ、都市伝説ではという見方も出てきている。
こちらはラジオドラマの15年後、1953年に制作された映画版「宇宙戦争 War of the Worlds」。
そしてこちらはその52年後にリメイクされた、トム・クルーズ主演の「宇宙戦争 War of the Worlds」。
トムの娘役はダコタ・ファニング。
- 宇宙戦争 (字幕版)
- Video On Demand
1996年に公開されたティム・バートン監督の「マーズ・アタック Mars Attacks!」は「火星人が攻めて来る」という点では同じですが、H・G・ウェルズの小説とは全くの別物です。
こちらは主演がジャック・ニコルソン(まさかのアメリカ大統領役)、その娘がナタリー・ポートマン。
脇役にもピアーズ・ブロズナンやマイケル・J・フォックスと、私の好きな役者がたくさん出ていて好きです。
画像は映画comより。
オーソン・ウェルズ(アメリカ人・俳優)とハーバート・ジョージ・ウェルズ(イギリス人・小説家)の苗字が同じなのは偶然です。
血縁関係は無し。
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