恐怖症⓬橋恐怖症Gephyrophobia(ゲフィロフォビア)
単に嫌いなだけか、恐怖症と言えるレベルかの目安の一つに「回避行動をとるか否か」というのがあります。
つまり「飛行機は嫌い」と言いながらも飛行機に乗れる人は単なる「飛行機嫌い」。
飛行機が嫌いなために、どんなに時間がかかろうが電車や船で行くことを選び、飛行機でしか行けない所には例え用事があっても行かない(行けない)人は「飛行機恐怖症」といった具合です。
アレルギー症状など全く出ないのに「私、猫アレルギーですからw」(たいていなぜか薄笑い)と言う人は単なる猫嫌い、というのと同じですね。
例えば飛行機嫌いを自称していたと言われる故・デヴィッド・ボウイ氏。
1973年の初来日(日本公演)の際の移動は、まず英国から船でアメリカに渡って先にアメリカ公園。
その後はまた船で太平洋を横断して日本入り。
帰国は横浜港からウラジオストクに入り、シベリア鉄道でユーラシア大陸を横断したそうです。
しかし2度目以降の来日は飛行機を使っているので、飛行機嫌いレベルでしょうか。
それとも克服されたのでしょうか?
さて、私が実際ネットで見かけた珍しい恐怖症のひとつがこれです。
橋恐怖症Gephyrophobia(ゲフィロフォビア)
Wikipedia日本語版はなく、英語版ならあります。
下は英語版の日本語訳を抜粋して不自然な日本語をわかりやすい言葉に直し、補足説明もつけたものです。
ゲフィロフォビアの患者は(自分が運転者の場合は)橋を渡るルートを避けたり(乗客の場合は)橋を渡るときに非常に不安な行動をとったりします。
(具体的には)橋から車が転落することへの恐怖、突風で橋から吹き飛ばされることへの恐怖、橋が崩壊するのではないかという構造的欠陥に対する恐怖などです。
私は長い橋は大好き。
2018年10月に世界最長の港珠澳大橋(こうじゅおうおおはし)が開通した時は、12月に早速有休を取って「渡りに行った」くらい好きです。
橋恐怖症はとても珍しい恐怖症なので、小川にかかっている5mとか10m規模の橋でもダメなのかまではわかりませんでした。
画像はゴールデンゲートブリッジ(サンフランシスコ)とブルックリン橋(ニューヨーク)。
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