クイズ>解説:実在する生物❺首を伸ばすとキリンのようなヨシゴイ
アジア一帯に生息するヨシゴイ。
渡り鳥で、日本では夏鳥。
ヨシゴイと言っても鯉ではありません。
ゴイサギのゴイです。
学名はIxobrychus sinensis。
Ixobrychus(ヨシゴイ属)sinensis(中国の)。
英語名はyellow bittern。
yellow(黄色い)bittern(サンカノゴイ亜科)。
和名はヨシゴイ。
ヨシゴイと言っても鯉ではありません。
ゴイサギ(五位鷺)のゴイです。
漢字で書くと葦五位。
葦(ヨシ/アシ)が生えている所に生息するため。
近縁種に笹五位(ササゴイ)というのもいますが、こちらは笹藪に住んでいるからではなく、羽の色からの命名です。
普段はこのように葦の茂みの中で首も脚を縮めていることが多いのですが、
一旦首を伸ばすとトルコアイスかろくろっ首のように伸びる伸びる。
比較画像(トルコアイス)はWikipediaより。
ついでに脚もなんか変。
これがヨシゴイの骨格標本。
もともと体に対して首と脚が長すぎる!
身体に比べて首が長すぎるのは、サギ類共通の特徴だったのです。
しかし五位鷺類は特に普段首を縮めている性質のため、伸ばした時のギャップが凄いのですね。
ちなみに普通のゴイサギの首もこんなに👇
日本の野鳥識別図鑑より。
哺乳類の首の骨は7個と決まっていて、首の短いイノシシも長いキリンも7個です。
しかし鳥は種類によって骨の数が違い、11~25個です。
だからこんなことができるんですね。
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