HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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It is getting hotter.
Be careful not to eat too much cold food.
This year's ducklings will hatch soon.
How many ducklings will we see ?

不動産屋>敷金トラブル>時給換算90万円のオシゴト?

結婚してすぐ、賃貸マンションに住んでいた頃の話です。
2年ほど住んで、分譲マンションを買ったので退去しました。


退去前日、大家と不動産屋が退去時チェックにやって来ました。


大家「まあまあ、キレイに使ってますね」


不動産屋「台所のコンロ周りの壁紙がちょっと汚れてますね。そこだけは壁紙張り替えが必要ですかね」


といった感じでした。
敷金30万円のうち8〜9割は返ってくるんじゃない?と思わせる雰囲気でした。


その物件の前に私ひとりで住んでいたアパートは、界隈で何棟もアパートを経営しているお金持ちの老夫婦が大家さんでした。


「金持ち喧嘩せず」というのか、おおらかな大家さんでした。
退去日には鍵と引き換えに敷金全額を現金手渡しで返してくれました。


比較してこの物件は
「後日不動産屋から正式な見積書をFAX(時代だなあ)、その後に不動産屋経由で銀行振込で返金」
というシステムだと言われました。



新居に引っ越してしばらくして、送られてきたFAXに驚き!
Σ(・ω・ノ)ノ❗️Σ(・ω・ノ)ノ❗️Σ(・ω・ノ)ノ❗️


壁紙は全室張替え、和室の畳も総取り換え、床のクリーニング代、鍵の交換代等々、
色んな理由をこじつけて、総額33万円ですと⁉️


「でも敷金が30万円だから、全額相殺ってことにして、3万円はまけてあげるわ。返金は0円」(意訳)
と書かれていました。


むろん、即、不動産屋に抗議の電話をしました。


以下、不=不動産屋の略です。


私「立ち合いチェックでは、台所のコンロ周辺の壁紙だけが張り替え必要なくらい、と言われましたよね?」


不「そこだけ張り替えますと、いかにも不自然ですよね?一か所だけピカピカ真っ白だなんて、逆に目立って変でしょう。ですから、張り替えるならば玄関から廊下から全室全部、張り替える必要があるんです」


私「そんなこと、立ち合いの時には言われてません。あと、畳の部屋は敷物を敷いてました。ですから立ち合い時には『畳の日焼けもないですね』と言われました」


不「次の入居者の気持ちになってみてください。全部新品の方が気持ちいいですよね?新しくした方が、早く次の借り手が見つかるんです」


私「そう思うなら、鍵の交換代も含めて、大家さんが自腹でやるべきでしょう」


不「(あなたは)たった2年しか住んでないじゃないですか。最低4年から6年くらい住んでいただかないと、大家さん的には全く元が取れないんですよ。それなのに大家さんに負担しろとは、大家さんが気の毒とは思いませんか?」


私「わかりました。あなたと話してもらちがあきませんね。しかるべきところに相談いたします」


不「はあ?どこにでしょうか?」


私「東京都」


不「•••はっ?えっ?💧」


電話をぶったぎって、東京都庁の担当部署の電話番号を調べていたら、速攻で折り返し電話が来ました。


不「エンドウ様ーッ!ワタクシ、先ほどの者の上司で、部長の〇〇と申しますッ!」


私「はあ。部長が出ようが、社長が出ようが、払いませんよ。こんな理不尽な請求」


不「ハイッ、けっこうです!先ほどの者が間違いまして、本来エンドウ様にご請求すべきは、ハウスクリーニング代の6万円のみです!なので、24万円はすぐにお振込みで返金させていただきます!」

私「うさん臭いですね。宛名も物件名も、何ひとつ間違ってません。他人宛のFAXの誤送信ではないでしょう?私が黙っていたら、そのまま敷金全額没収しましたよね?悪質なので、やはりいまから都庁に相談・・・」


不「いえ、本当に手違いなんです。間違いなんです。さっき対応した者は、実はつい先日アパレル業界から転職したばかりで」


私「・・・意味がわかりません」


不「それでは、今回私どもの不手際でご不快な思いをさせたお詫びとして、クリーニング代の6万の半額を当社が負担いたしますので、どうか!」


私(そんなに都庁が怖いんかい)「•••••••••••••••」


天使が通る👼👼👼👼👼👼👼👼
※(仏語)会話が途切れた沈黙のこと
たっぷり通る👼👼👼👼👼👼👼👼


不「•••わかりました。では、我が社がクリーニング代を全額負担いたします」


シャンシャン👏👏👏手打ち
※和解すること


その後すぐに、


ご請求(敷金との相殺)額:ハウスクリーニング代60,000円 弊社負担につき0円
ご返金額合計      :300,000円(お預かり敷金全額)


という訂正FAXが送られてきたのでした。


最初の
「請求額は本当は330,000円だけど、敷金全額相殺の返金0円で勘弁したる。3万円はまけてやるわ」(意訳)
というのが
来てから、わずか20分後。


横で一部始終を息をつめて見ていた夫が、コメントしました。


夫「すごい❗️20分で30万円稼いだね。時給換算90万円だよ‼️」

元々私たちのお金だから、稼いではいないような気が•••


これが今のところ、我が人生最高時給⁉️です。




あ、マンションを中古で買った時は15分で100万ちょい値切りましたけど、これはいわゆる指値(値下げ交渉)というやつです。


売主も最初から指値を見込んだ値段を付けるのが常識です。指して初めて適正価格、みたいになってます。


なのでこちらは計算に入れてません。


この件で夫は「対外交渉役は妻」と決めてしまったようで、以後面倒なことは妻が全〜部お任せされてしまってます。


結婚記念日で思い出した話です。


このイラストの奥さん、松坂慶子さんに似てますよね。