特定の国でバカ受けした日本製アニメ〜グレンダイザー・鋼鉄ジーグ・ボルテスV〜
日本のアニメのある一作品だけが、特定の国だけで驚異的にバカ受けするという現象は何度か起きています。
UFOロボ・グレンダイザー :フランス
鋼鉄ジーグ :イタリア
超電磁マシーン、ボルテスV:フィリピン
グレンダイザー:フランスで視聴率100%記録をブチ立てる
マジンガーZ➡グレートマジンガー➡グレンダイザーと続いた、永井豪原作のロボットアニメですが、グレンダイザーは視聴率的に大苦戦。
(しかしフランスに輸出してみたら(フランス語吹替版のタイトルは「Goldorakゴルドラック」)平均視聴率75%、最高視聴率100%!!の記録を樹立。
ちなみにGoldorakってどういう意味だろうと思って、今Google翻訳を「仏➡日」にしてGoldorakと入れたら、和訳に「グレンダイザー」と出てきました。
・・・まじか。
鋼鉄ジーグ:知らない者はイタリア人じゃない…らしい
鋼鉄ジーグ(イタリア語吹替版のタイトルは「Jeeg robot d'acciaio」=鋼のジーグ)はやはり永井豪原作。
日本では視聴率が全く振るわなかった(グレンダイザ―以下)のに、イタリアに輸出してみたら平均視聴率が80%を超えた。
2015年にはイタリアで「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(Lo chiamavano Jeeg Robot)」という映画が作られ、イタリアのアカデミー賞に匹敵するダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(2016年)で最多16部門ノミネート、最多7部門受賞で同賞の記録を更新。
興行収入的にも大ヒットしたらしいんですが、イタリア以外の国では全く受けず。
私もDVD借りて日本語字幕で観ましたけど………でした。
しかもこれ、アニメの実写化でも何でもなく、全く別モノのオリジナルストーリー。
劇中で主人公が偶然身に付けた超人的パワーを「イタリア人なら皆が知っている」鋼鉄ジーグに例えているだけ。
普通なら「皆はこう呼んだ、スーパーマン」とか「皆はこう呼んだ、アイアンマン」とかになりそうなところ。
イタリア人同士だと「鋼鉄ジーグ」の方がツーカーで通じやすいらしい。
すごいですね。
ボルテスV:フィリピンで最高視聴率58%・知名度だけなら100%
ボルテスVは、上の2作品に比べれば日本国内での視聴率は良かったようですが、同じサンライズ制作の前作品「超電磁ロボ・コンバトラーV」には及ばなかったそうです。
しかし東南アジアに輸出したらなぜかフィリピンでバカ受け。
2006年に安倍晋三総理(当時)夫妻がフィリピンを訪問した際、昭恵夫人が訪れた施設で現地の若者たちがボルテスVのエンディングテーマ(作曲/故・小林亜星氏)を歌って迎えたという実話があります。
なぜならフィリピン人の誰もが日本語で歌える曲が、ボルテスVのオープニングテーマとエンディングテーマだから!という理由だったそうです。
昭恵夫人、びっくりしただろうな。
ディスコ大好きのパリピ昭恵夫人だから、おそらくアニメの知識はナッシング。
何の曲かわからなくて?マークを大量に浮かべながら聴いたんでしょう。
なぜフィリピンの人はそこまでボルテスVが好きなのか?
調べましたので続きます。
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