同性婚を巡る岸田首相発言>現状から変わることは全部悪なのですか?
今までもずっと、世界中で、節目節目に、時の為政者たちが同じことを言ってきました。
「貴族と平民が結婚できるなんて、社会が変わってしまう」
「女に教育や参政権を与えるなんて、社会が変わってしまう」
「白人と黒人が結婚できるなんて、社会が変わってしまう」
本当はもっと差別的な内容の実例をいくらでも挙げることができますけど、控えます。
ただ言いたいのは、社会が変わるのは悪なのか?ということです。
同性婚を認めたら少子化がもっと進むからダメだ、ということでしょうか?
しかし同性婚が認められたからを理由に同性愛者が激増するわけでもないし、認められないからを理由に激減するものでもないでしょう。
弾圧されれば異性と偽装結婚して仮面夫婦を演じる人は一定数いるでしょうし、世間体のために愛はなくとも子を作ることもあるでしょうが、それで少子化問題が解消するとは思えないです。
とりあえず私が言いたいことは、人類が社会というものを形成して以来、それはずっと絶え間なく変わり続けてきたということです。
変われない社会は硬直化して衰退するだけです。
だから現状から変わること、それ自体を悪いことという感覚の人物に「異次元の」改革なんて無理。
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