今日は何の日>2月13日:苗字制定記念日
1875(明治8)年に明治政府が「平民苗字必称義務令」を布告した日です。
この日から全日本人は姓を持つことが義務となりました。
記念日協会には登録されていません。
世界的に見ると、まだ姓のない国や民族は少なくありません。
一例をあげてみます。
一時期姓のなかった国モンゴル
例えばモンゴルでは社会主義時代に姓が廃止され長らく使われていませんでしたが、最近復活しています。
☟モンゴル国章はWikipediaより。
同じ国でも民族によって異なる場合もあります。
民族によって姓の有無が異なる国・インドネシア
例えばインドネシアでは、最多数民族のジャワ人(族)は姓を持ちません。
☟インドネシア国章もWikipediaより。
初代大統領スカルノSukarno、2 代大統領スハルトSuhartoなどはこれが法律上のフルネームです。
つまりスカルノは姓ではない。
すると「インドネシア名はデヴィ・スカルノ」と名乗っているデヴィ夫人は???
と思って調べたら「名前は1語に限る」という法律もないので、長い長い名前を付けることも可能なのだそうです(字数制限もなし)。
故スカルノ氏も長女(第一夫人との間の子・☟デヴィ夫人の娘・カリナさんとはまた別人)には長い名前を付けています。
Diah Permata Megawati Setiawati Sukarnoputri
日本では「メガワティさん」と報道される人です。
これは「5語から構成される長い名前」であって、最後の「スカルノプトゥリ」も名前の一部。
決して姓ではありません。
これが同じインドネシアでもバリ人(族)となるとまた違ってきます。
王侯貴族は姓を持ち、平民は持たないそうです。
江戸時代以前の日本と同じパターンです。
欧州で唯一姓がない国・アイスランド
☟アイスランド国章もWikipediaより。
アイスランドでは名前と父(または母)の名前がフルネームになります。
例えばロバートRóbert氏の息子がトーマスならフルネームはトーマス・ロバートソンThomas Róbertson。
文字通りRóbertの息子sonです。
ジョンの息子はジョンソン、エリックの息子はエリクソン、ボブの息子はボブソン。
・・・どこかで聞いた姓ばかりですね。
女の子の場合は息子sonではなく娘dóttirが付きます。
ロバート氏の娘がアンナAnnaならフルネームはアンナ・ロバートドッティルAnna Róbertodóttirになります。
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