お悔み>競走馬(サラブレッド)ウイニングチケット
馬にお悔やみ記事を書く(人間と同列に扱う)など、不謹慎だ不愉快だ!と思われる方は、この先を読まずにご退出いただけますようお願い申し上げます。
1993年度ダービー馬ウイニングチケットが昨日疝痛で亡くなったと公表されました。
3歳の栄冠から30年。
33歳でした。
翌1994年に引退し繁殖馬となるも繁殖も2004年で引退。
功労馬として過ごしていました。
疝痛(せんつう)とは、反復する(繰り返し起こる)発作的な腹痛(内臓痛)のことです。
人間にも起こり、時代劇でおなじみの「さしこみ」はこれです。
空洞状臓器(胃、腸、子宮、膀胱)および管状臓器(胆道、腎盂、尿管)の壁をつくる平滑筋の異常収縮が原因と言われます。
馬は内臓の構造上、非常に疝痛が起きやすいことで知られます。
そして例えば私たち人間や犬や猫は、胃の調子が悪ければとりあえず吐くことができます。
しかし馬は胃の構造上、吐くということができないそうです。
たかが腹痛と侮るなかれ、馬の死因で疝痛は非常に多いのです。
今月初めに牧場公式ツイッターで、お爺ちゃん馬らしく立ったままウトウトと舟を漕ぐ様子が紹介され、可愛いと話題になった矢先の訃報でした。
ファンからはチケゾー爺ちゃんと呼ばれていたようです。
どうか安らかに眠ってください。
画像はニコニコ大百科より。
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