今日は何の日>2月19日:天地の日(コペルニクスの誕生日)
プロイセン(現在のポーランド)の天文学者ニコラウス・コペルニクス(1473~1543年)の誕生日。
コペルニクスは地動説を説いたことで有名な天文学者です。
コペルニクス家はドイツ系移民だったと推測されています。
姓のコペルニクスは「銅」を意味し、銅を商う裕福な商売人の家に生まれるも幼くして両親を亡くし、母方の叔父に育てられます。
叔父の希望で司祭(教会で司教の下で儀式を司る職種)に就きますが趣味として天文学を行い、1510年に地動説を初めて発表したのは同人誌でした。
しかしコミケや通販などなかった時代なので、この同人誌は友人の数学者たちに配られただけでした。
理論の要約版が本で出版されたのは何と30年も経った後の1540年。
さらに完全版 「天球の回転について」が正式に出版されたのは、コペルニクスが70歳で亡くなった直後の1543年でした。
※校正刷りが病床(脳卒中を起こし寝たきりとなっていた)に届けられたのが死亡当日(息を引き取る寸前)だったそうです。
※校正刷りとは:本印刷に入る前に仕上がりを確認するために行うお試し印刷のこと。
ポーランドのトルンには、コペルニクス(1473年生まれ)の生家が残っています。
画像はフォートラベルより。
また、混同されがちですが「それでも地球は動いている」と言ったのはコペルニクスではなく、コペルニクス没後に生まれたイタリア人のガリレオ・ガリレイ(1564~1642年)です。
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