今日は何の日>2月26日:脱出の日&エルバ島&絶海の孤島セントヘレナ島
ナポレオン・ボナパルトNapoléon Bonaparte(1769~1821年)が1815年にイタリアにある小島・エルバ島を脱出した日にちなむ。
フランス皇帝・ナポレオン1世と称していた彼は1814年に対仏大同盟との戦いに敗北し、退位させられた後エルバ島の小領主の地位に落とされ島に追放されます。
しかし復位をもくろみ。1815年に島を脱出することに成功します。
地図を見るとイタリアから近く、比較的脱走しやすそうな島ですね。
☟画像はWikipediaより。
その脱出成功日にちなんだのが本日の「脱出の日」です。
ナポレオンはパリに戻り、1815年3月に復位を果たしました。
しかし復位からわずか95日後の1815年6月18日にイギリス・プロイセン連合軍とのワーテルローの戦いで完敗。
再び退位させられます。
この復位してから再びその地位を追われるまでの約100日間(実際は95日)を「ナポレオンの百日天下」と呼びます。
世界史を専攻した日とは習ったかと思います。
再び退位に追い込まれたナポレオンはアメリカ合衆国への亡命も考えたとされますが、港を封鎖されたため断念。
イギリス政府によって今度はちょっとやそっとでは脱出できない、南大西洋に浮かぶセントヘレナ島(英国海外領土)に幽閉されます。
アフリカ大陸と南米大陸の間に浮かぶ火山島で、アフリカ大陸からは1,840km、南米大陸からは2,880kmも離れている絶海の孤島です。
その脱出不可能なロケーション故、英国の流刑島として使われていました。
ナポレオンは再脱出叶わず、1821年5月5日に病死しました。
☟アフリカ大陸の沖にあるセントヘレナ島。
画像はGIGAZINEより。
セントヘレナ島は現在も英領セントヘレナです。
人口は約4,000人。
首府はジェームズタウン。
日本からの直行便はなく、シンガポールやヨハネスブルグを経由することになります。
片道約30時間。
こんな秘境ですが、ギネス記録ホルダーがいて、現在も自己記録を更新中です。
それは誰??
次の記事に続きます。
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