日本の植物分類学の第一人者であり「日本植物学の父」と讃えられる故・牧野富太郎博士。

現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」の主人公・槙野万太郎のモデルであることは皆さまもご存じだと思います。

1862年（文久2）年に生まれた牧野富太郎博士の学歴は寺子屋卒。

その後小学校というものができたので入学はしてみたものの興味が持てず2年で中退。
そのため公式学歴は小学校中退。

しかし独学で植物学を極め、49歳で東京帝国大学理科大学講となり65歳理学博士を取得。77歳まで講師を勤める。

正式に教授になれなかったのは、他の「大卒の」教授たちから「学歴がないくせに」と嫉妬されたためだったようです。

東京海洋大学受験に失敗したにも関わらず専門学校卒の学歴でその東京海洋大学の客員教授になってしまった宮澤正之氏（さかなクン）の大先輩にあたるような人ですが、スケールではさかなクンを凌駕しています。

そんな牧野博士の生誕日を記念して制定されたのが今日の「植物学の日」。

高知県立牧野植物園では独自に「マキノの日」とも呼んでいます。

博士は1957（昭和32）年満94歳で没後に従三位に叙されました。

従三位以上といえば世が世なら公卿（貴族）扱いでした。

練馬区立牧野記念庭園では先週末から企画展がリニューアルしています。

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