今日は何の日>10月18日:ミニスカートの日(ミニスカ女王ツィギー初来日記念日)
一昨年は「郷ひろみ氏の誕生日」と「冷凍食品の日」をご紹介しました。
今年はこちらをご紹介いたします。
ミニスカートの日
ミニスカートを考案したのは、今年の4月13日に93歳で亡くなったイギリス人デザイナーのマリー・クヮント氏(1930~2023)。
1958年のことでした。
当時のイギリスは、後にスウィンギング・シックスティーズ(活気にあふれた60年代)と呼ばれる若者文化の黄金期を迎えようとしていました。
その中心がスウィンギング・ロンドン(流行の最先端を行くロンドン)でした。
さらにその中心はウエストエンド(中産階級の住む高級住宅街)に住む一定の教育と(親の)資産を持つ若者たちだったと言われています。
当時の日本には「赤貧でない限り中流階級」という風潮があり「一億総中流」などと揶揄されていました。
一方、階級社会イギリスでは中流階級middle classの定義は厳然と定義されます。
つまり「上流(=貴族)階級 」(upper classpeerage(アッパークラス)と「労働者階級working class(ワーキングクラス)」の中間に位置するから「中流階級 middle class(ミドルクラス)」。
開業医や弁護士、起業家などが多く、一定の資産を保有している層です。
人口比は貴族2%、中流階級20~25%、労働者階級73~78%。
そのミニスカートのアイコンとして絶大な人気を誇っていたファッションモデルのツィギーが来日したのが1967(昭和42)年10月18日。
それを記念して、日本では今日がミニスカートの日。
これがきっかけで日本でもミニスカートブームが巻き起こりました。
これを読んでるあなたのお母さんやお婆ちゃんたちも、大胆なミニで外を闊歩したのです。
白黒画像2枚は朝日新聞よりお借りしました。
イマドキの、平地を歩いてるだけでおパンツがチラ見えしそうな超ミニスカに慣れたお嬢さん方は「これでミニとか、ウケる」と鼻でせせら笑いそうな、ゆとりのある丈です。
しかし、そもそもミニスカートの定義は「膝丈より短い」です。
膝さえ見えりゃミニなんですよ。
余談ですがツィギーことレズリー・ローソン氏(1949~)は、長年にわたる英国ファッション界への功労として2019年に73歳で大英帝国勲章(DBE)を授与されました。
英国では伝統的に受勲者は一代(世襲権を持たない)準貴族=勲爵士の処遇を受け、男性はサーSir、女性はデイムDameの敬称で呼ばれます。
デイム・レズリー・ローソン今年77歳でまだまだご健在です。
左はご主人の リー・ローソン氏。
ちなみにマリー・クワント氏は輸出振興(英国ファッションが外国に飛ぶように売れた)の業績で、1966年に弱冠36歳で大英帝国勲章を受けています。
以来57年間デイム・マリー・クワント(マリー・クワント卿)と呼ばれ続けました。
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