HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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A big chill is coming. Be sure to stay warm.Watch out for thermal shock.December is almost here.
寒波襲来です。暖かくお過ごしください。ヒートショックにご用心。もうすぐ師走です。

今日は何の日>12月19日:パソコン発売日


昨年は「まつ育の日」をご紹介しました。


今年はこちらをご紹介いたします。


世界初のパソコン発売日


1974(昭和49)年12月19日に米Micro Instrumentation and Telemetry Systems
MITS)社が世界で初めて個人利用向けコンピュータ(パーソナルコンピュータ=パソコン)を発売しました。


Altair8800(アルテア 8800)です。


販売価格は組み立てキット397ドル・組立済み498ドルでした。


1974年の為替相場は1ドル300円だったので、組み立てキット12万円・組立済み15万円だったことになります。


1974年の大卒男性の初任給は78,700円でした。


初任給2か月分です。


2023年の大卒初任給は21万8,324円なので、世界初のパソコンは今の価値で44万円ほどだったことになります。


ただご注意いただきたいのは、これはあくまで本体だけの価格という点です。



まだディスプレイがないので、情報を出力するためには別売のテレタイプ端末を接続する必要がありました。


テレタイプ端末とは、昔の映画に出てくる、紙テープ(穿孔テープ・記憶媒体の一つ)に情報を穴の列として打ち込むものです。


穴の空き方は二進法に基づいていて、当時のコンピュータ技師(専門職)は読取り機に頼らず目視で解読できていたそうです。


そういえば70年代頃のアニメでも、南部博士(ガッチャマン)やら兜博士(マジンガーZ )といった「天才科学者(設定)」が穿孔テープを手に取っってスラスラ~ッと読んでは「大変だ!!」とか言ってました。


これを読む↓


このままでは読めない人は、読取り機にかける必要がありました。



それでもアルテア8800は予想外に売れたようで、発売僅か3か月後には組み立てキット439ドル、組立済み621ドルに値上げしたそうです。


組み立てキットの方が4万円近くも安いため、組立てキットを購入する一般ユーザーが後を絶たず


「完成できない」


というクレームの嵐だったという話も残っているようです。


画像は3枚ともWikipediaよりお借りしました。