今日から施行:建設業・運輸業・医師の残業規制
今日から新年度。
色々なことが変わりました。
まずは「働き方改革」。
建設業・運輸業・医師の残業規制です。
先月特に報じられたのが「運輸業」。
運転士不足に加え残業規制では路線バスが続けられないと、全国で多くの系統が昨日付で廃止もしくは今日から大幅減便になりました。
また、ヤマトと佐川が今日から仲良く宅配便料金を値上げしました。
医師の働き方改革では、先日見た厚労省のHPにこういうのがありました。
「いつもの先生以外の医療スタッフの対応にご理解をお願いします」
つまり、患者が医師の指名・えり好みをしなければ医師の働き方改革は実現するんです、と言いたいんですね。
理屈ではわかりますが、そうはいっても世の中には結構多いんです。
●院長(父)は名医、息子は凡庸(下手するとそれ以下。下手すると誤診される)またはその逆。
●院長は名医、勤務医は凡庸、またはその逆。
私が知ってる(実際にかかったことがある)病院にもあります。
院長は代々続く医者の家系で、祖父➡父➡息子と受け継いだ病院の院長に収まっている。
ニコニコと人当たりは良いけど、専門医資格は持っていない。
一方勤務医A(午後勤務)は消化器内科専門医。
そしたら普通、風邪や予防接種くらいなら院長で問題ないけど、消化器の不調は是非ともA医師に!ってのが人情でしょう。
また、大病院で同じ専門家の医師が4人も5人もそれ以上もいる場合でも、どうも腕に差がある(時にはあり過ぎる)ことが、よくあります。
その辺を考慮せず、まるで患者が軽~い理由(気分?)で医者をえり好みしているとでもお思いか?とも受け取れるような「患者が医師の指名をやめれば解決!」みたいなのは、ちょっと賛同できません。
「急病でもないのに時間外に来るな」「擦り傷くらいで救急車呼ぶな」はわかりますし、頼まれたってやりたくありませんそんなの。
でも
「いつもの先生に固執しないでください」
に関してだけは、
「わかりました。ではいつもの先生(名医)と同じ腕のスタッフをそろえてください」
になるんですよ。
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