今日は何の日>4月9日:大仏の日
昨年は「左官の日」をご紹介しました。
今年はこちらをご紹介いたします。
大仏の日
752(天平勝宝4)年4月9日に奈良・東大寺の大仏が完成し、開眼供養会(かいげんくようえ:魂入れの儀式)行われたことにちなむ。
※「かいがん」ではなく「かいげん」です。
通称「奈良の大仏」は聖武天皇の発願により745(天平17)年に制作が開始され、7年後に完成しました。
正式名称は「東大寺 盧舎那仏坐像(るしゃなぶつさぞう)」です。
盧舎那仏は正式には毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)といい、古代インド原語であるサンスクリット語の「Vairocana(ヴァイローチャナ)」を音訳したものです。
Vairocana(ヴァイローチャナ)は「光明遍照」(こうみょうへんじょう)と訳され、意味は「阿弥陀仏の救いの光が、あまねく全世界に及ぶこと」です。
浄土教の聖典「観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)」の一節にも使われています。
「光明遍照 十方世界 念仏衆生 摂取不捨」
訳)阿弥陀如来の救いの光は 余すことなくこの世界の全てを照らし
念仏を称える全ての者を 決して見捨てず必ず救って下さいます
盧舎那仏坐像は1180(治承4)年と1567(永禄10)年の2回焼失していて、現在の像は三代目です。
1958(昭和33)年に国宝に指定されました。
画像はWikipediaよりお借りしました。
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