非常に残念なマンガを3冊も買ってしまった…
片付けにかかっていたフリマで、古本(コミックス)の売れ残りを「もう1冊10円でいいから」と言われたので中身も確認せず3冊買ってしまいました。
しかし見事に3冊とも、私にとってはハズレでした。
❶ 雀を題材にしたマンガ(作者は若い新人ぽい)
同じ雀が何度も窓ガラスにぶつかってガラスにヒビが入り「弁償させるぞ」という描写がある。
…雀の体重は25〜40gです。
窓ガラスに衝突したら、雀の方が壊れます(脳震とう、骨折、最悪死亡)。
25gの柔らかい雀がぶつかってヒビが入るようなガラスは、ガラスじゃありません。
おそらく、それは紙です。
しかし雀が障子を破ったという話も聞いたことないので、たぶんトイレットペーパーです。
雀の絵は、写真トレースぽいながらも頑張って写実的に描こうとしているように見えますが、鳥の理解が根本的に間違っています。
❷ 猫を題材にしたマンガ(作者は若者ではなさそう)
猫が爪を出しっぱなしで歩いてる。
これは、例えて言えば「武士が刀を鞘にも入れず、剥き出しで地面をズルズル引きずって歩いている(ゆえに傷だらけで、刃こぼれし放題)」ようなものです。
何のために猫は爪を出し入れできるのか。
大事な武器をここぞという時に最大効力で使うために、大切に収納しておくためです。
狩をする必要のない乳飲み児の間だけは出しっぱなしですが、生後3ヶ月(離乳期)ともなれば仕舞えるようになります。
猫のことを全く知らずに猫マンガを描くって蛮勇だなあ。
❸ サラリーマンを題材にしたマンガ(作者は若い新人ぽい)
登場人物(スーツ姿のサラリーマン同士)が会社で、左効き同士でもボーイスカウト同士でもないのにフツーに左手握手を交わしている。
↓こちらは正しい握手。
社会人経験ゼロでマンガ家デビューしたんでしょうか?
例え左効きであっても、右手が怪我で使えない等でない限りは、握手だけは右手で行うのが世界共通のマナーです。
左手を差し出すのは敵意の表明。
それを左手で受けるのは「売られた喧嘩は買ってやるぜ」という意味になります。
そんなの古臭くない?別に自由じゃない?今は多様性の時代じゃない?
と、今思われた方がいらしたら、明日からお辞儀は逆方向に、拍手は手のひらではなく手の甲を打ち合わせてください。
もちろん浴衣は左前に着てください。
それで全く違和感も不自由も感じない方は、左握手をされるのも自由かと思います。
↓逆お辞儀
とりあえず3冊は最後まで読了できませんでした。
今度ブックオフに行く時にでも売ろうかと思います。
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