「我こそは寛容マウント」大流行のうすら寒さ~印西市謝罪報道
この記事のコメント欄をうっかり見てしまったら
「誰が文句言ってるんだ。私はこんなつまらないこと気にしない」
「私こそ気にしない」
「私こそもっと気にしない」
「こんなこと気にする奴は〇〇(高齢者とか非課税世帯とか、悪意のある言葉)に違いない」
といった論調で埋め尽くされていました。
「私は宛名に様が付いてるかなんて、そもそも見ない気付かない気にしない」
「宛名に様など要らない。敬称撤廃(呼び捨て)で統一すべき」
といった感じの極論論調も複数。
「『我こそは寛容マウント』獲り合戦」の様相でした。
マウント⇩
「カスハラ」が注目ワードというか流行語になって以来、急激にブームになっているこの種のマウント。
細かいことは気にしない人ほど偉い=「私は気にしない」でマウントを獲る
=「自分はいかに気にしない人物か」と最大級言い立てたモノが勝ち
まるでコロナの外出規制中に「自分はいかに外出していないか」自慢をし合ったように。
そう言った人に限って今度は外出時のマスクが義務でなくなったとたんに「まだマスクしてる人何なの」と叩くことを競ったように。
記事を読むと、印西市は市民からのクレームで謝罪したのではなく、封筒印刷請負業者からのミス報告で発覚したため謝罪したとあります。
つまり「市役所に『様が付いてない』と文句を言うクレーマー」は存在していない。
なのに勝手に脳内でクレーマーを生成し、自分が創り出した仮想クレーマーを叩くこと、自分は違うと主張することでマウントを獲りにいく。
決め台詞は「日本人はもっと寛容になりましょう」。
「地球に優しく」が流行語だった頃は、無関係なことにも「地球に優しく」と言っとけば偉く見えるだろうとばかりに言いまくってましたね。
地球⇩
それが「カスハラ」が流行語になると、今度はクレーマーを勝手に捏造してまで「寛容」と言ったモン勝ちゲーム。
こういう発言している人は、明日からあらゆる場面で呼び捨てにされればいいですね。
絶対に怒ると思います。
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