HSS型HSP🌏Millieの脳内世界

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 青蛙 おのれもペンキぬりたてか ー芥川龍之介ー



                                       

ある日、路線バスで

Millie Endo


先日路線バスに乗った時の話です。


バス停には7~8人の行列ができていました。


一番先に乗り込んだ若い女性が交通系ICカードをタッチしましたが、残高が足りなかったようです。


彼女は千円札を出してチャージをしました。


そしてそのままスーと奥に行こうとしたので、運転士が呼び止めました。


運 「お客さん、もう一回タッチしてください」


客 「もう払いました!」(自信満々)


運 「いや、今チャージしただけでしょ?」


客 「チャージと同時に差し引かれました!」(さらに自信満々)


運 「そんな機能ないです。チャージの後もう一度タッチしないと、料金は引かれません」


客 「いいえ引かれました!ピッて鳴りました!」(言葉の端にイライラがにじみ始める)


運 「それはチャージ完了音です」


客 「いいえ、もう払いました!」


後ろに並んでいた他の乗客は、私も含めて乗ることができず、呆然となりゆきを見守っていました。


彼女のすぐ後ろにいた老紳士が言いました。


紳士「…先に通して(乗せて)もらえませんかね?」


通路をふさぐ形で立っていた若い女性が脇によけたので、私も含めた他の数人が先に乗り込んで座りました。


最後に残った女性、まだもめています。


運 「とにかくまだ運賃は引かれてませんから、もう一回タッチしてください」


客 「だから!さっき!タッチして!ピッて!ちゃんと!鳴って!聞こえたんです!」


運 「じゃあ、もう一度タッチすると残額が表示されますから、残額を見せてください。チャージされた1000円から明らかに減り過ぎてたら、返金しますよ」


女性は黙ってタッチしました。


表示額は私からは見えませんでしたが、彼女は無言でその場を離れて後部座席の方に移動しました。


返金劇はありませんでした。


つまり運転士が正しかった。


バスは数分遅れでようやく発車しました。


降車扉の前に憮然とした表情で立っていたその女性は、たった2停留所先で降りて行きました。


本当に2停留所だけ乗る予定だったのかもしれません。


しかし、私は何となく


(あれ?ばつが悪くなって、降りちゃった?)


と思ってしまいました。







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