世界一周旅行ブームの終焉
かつて「世界一周ブーム」がありました。
1997年のスターアライアンス誕生(世界一周航空券の発売開始)~コロナパンデミック前までの12年間くらいが最盛期でした。
本屋の旅行本コーナーに何種類もの世界一周し何本が並び、体験者のエッセイやマンガもあれこれ出版されました。
⇩これはとあるアラフォー子あり既婚女性マンガ家さんの、2012年の旅の記録(2014年出版)
「世界一周堂」なる世界一周旅行専門エージェントも2000年創業。
世界一周航空券はアライアンス(航空連合/複数の航空会社によるチーム)制です。
世界三大アライアンスがこれです。
- スターアライアンス (1997年設立)
ANA、ルフトハンザ、ユナイテッド、エアチャイナ、エアインディア、スイスエア、タイエアなど全25社。
- ワンワールドアライアンス(1999年設立)
JAL、アメリカン、英国航空、キャセイ、マレーシア航空、カンタスなど全16社。
- スカイチーム (2000年設立)
KLMオランダ航空、デルタ、エールフランス、大韓航空、中華航空など全19社。
下はルフトハンザドイツ航空とユナイテッド航空のスターアライアンス塗装機。
画像はWikipediaよりお借りしました。


三大アライアンスが独自の世界一周航空券を発売していましたが、スカイチームは2023年に世界一周から手を引きました。
また、スターアライアンスが今年6月で世界一周特典航空券サービスを終了しました。
これはANAで貯めたマイレージを世界一周特典航空券に引き換えられるという、ANAマイラーにとっては魅力的な特典だったようですが、なくなりました。
※スターアライアンスの世界一周航空券自体は引き続き発売されていますし、ANAにも乗れます。
世界規模の物価高騰で航空券代も値上がりしています。
なので、世界一周してエコノミークラス40万円ほど~(純粋な航空券代のみ。燃油サーチャージや空港税等の諸々は別途)というのはもう航空会社にはあまり旨味がないんでしょう。
私もコロナパンデミック前に少し興味を持って調べたことがありました。
しかし2~3か月はかけないと満足の行く周遊はできず、そして2~3か月分もの予算がない。
また2~3か月も行くためには仕事(当時は外国人社長経営の零細旅行会社で事務職)を辞めなければいけない。
仕事を辞める度胸がなくて、結局5日の有給に土日を足してウラジオストックへの突撃貧乏旅行1週間にしました。
もちろん、ロシアがこうなってしまった今となっては、あの時ウラジオストックに行っておいてよかった、もう二度と行けないかもしれないから、とは思います。
しかしコロナパンデミック前後で世界の主要都市の物価がおおむね5割増しに高騰。
さらに円安が追い打ちをかけ、日本人の感覚的には8~10割増しに高騰している昨今。
ドルやポンドのレートを見るたびに、行っとけばよかったなあと思うのでした。
先週末、本屋と古本屋で久しぶりにしみじみ旅行本コーナーを見てみました。
新刊本は、コロナパンデミックの渦中では息を潜めていた地球の歩き方などが完全復活していました。
しかし世界一周ガイド本・体験本はもう目新しいものは出ておらず、古本屋にもコロナ前に出版されたものが並ぶのみ。
行っとけばよかったなあ(二度目)。
そうそう、英ポンドのレートが先日ついに200円を超えました(泣)。
うんうん、80日は欲しいよね。
画像はスクリーンオンラインよりお借りしました。



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