区の胃カメラ検診と鎮静剤と区役所の石頭
諸事情から一度記事を非表示にしていましたが、再度公開します。
初公開:2026/06/08
区の胃がん内視鏡検診(胃カメラ)の受診券が届きました。
自費でやると2万円※近くかかるという内視鏡検査(胃カメラ)が、千円で受けられます。
※自覚症状無しで純粋に健診目的で10割負担の場合。
自覚症状ありもしくはX線検査で「要再検査」になった場合は3割負担で5千円くらい。
リストには普通の内科医院と「内科・内視鏡科」を標榜する病院が混載されています。
家からなるべく近い医院、かつ標榜科に「内視鏡科」を明記している医院を選んで電話をかけました。
1⃣ A内視鏡クリニック
スタッフ「区の検診では鎮静剤の使用が禁止されているので、オエッとなりやすい人は鼻からをお勧めしています」
私 「鼻粘膜が弱く鼻血が非常に出やすい体質なので、鼻は無理なんです。
数年前に別の病院(今回は実施施設リストに入っていない)で口からのを受けた時は、嘔吐反応が酷く、結局は鎮静剤を使っていただけましたが・・・」
スタッフ「区は以前から鎮静剤の使用を禁止しています。
その病院のように従わずに使っている所が問題になり、より指導が厳しくなったので、今年はどの病院でも鎮静剤は使えませんよ。無理です」
そこで別の医院にかけ直しました。
画像は市川市のすずき消化器・内視鏡クリニックよりお借りしました。

2⃣ B健診クリニック
スタッフ「杉並区が原則使うなと通達しているのは本当です。嘔吐反応が酷い方には鼻から
やればいい、という指導です。
ただそれでは、あなたのように鼻粘膜が弱くて鼻からも無理、という人は、じゃあ受けるなということになりますね。
東京都はがん検診の受診率を何とか上げたいと言ってるのに、一方で体質的に鎮静剤を使って口からでないと無理な人は切り捨てる、というのはおかしいですよね。
検診担当から折り返し電話させます」
検診担当「体質的に鎮静剤を使って口からでないと無理、という方はあなた以外にもいらっしゃいますのでまずご安心ください。
そういう人に全額自費で受けろというのは乱暴なので、当院では問診での医師の判断次第で、止むを得ず鎮静剤を使うケースもあります。
その場合は、鎮静剤の代金だけは自己負担をお願いしています」
ただこの病院は地域の老舗病院で人気のため、6月の予約がもう満杯、7月ももうすぐ全部埋まりそう、とのことでした。
丁寧な対応にお礼を述べつつ、一旦切電。
さらに別の医院にかけてみました。

3⃣ C内視鏡クリニック(うちからちょっと遠い)
スタッフ「区の指導は入ってますが、体質的に無理な方は仕方ないですよね。
当日の医師の判断となりますが、(なにがなんでも鎮静剤は使わないから)無理ならできません、帰ってください、とはならないと思います。
医師の判断により鎮静剤を使用した場合の鎮静剤代千円は自己負担です」
こちらは比較的新しい医院のためか、来週の予約が午後の回でよければ取れると言われ、ここを予約しました。
スタッフ「前日21時から絶食です。当日の朝食も昼食も摂らずに14時にお越しください」
なるほど、17時間の絶食が午後の回不人気の理由ですか。
※ちなみにAクリニックでは「絶食時間の関係上、当院では胃カメラ検診は午前中だけです」とのことでした。
しかし私は絶食は得意中の得意ですから、大丈夫です。

Aクリニックは
「今はどの病院でも鎮静剤は絶対使えません」
と高らかに言い切っていましたが、それではBクリニックが指摘したように
「では体質的にそれが無理な人は切り捨てるのか」
ということになりますね。
私の住む区のがん検診では、乳がん検診でも
「乳がん検診はマンモグラフィのみです。エコーへの切替えは区から禁止されています」
と言われました。
これはどの病院に問い合わせても一律同じことを言われました。
乳がんで両乳房切除済みのなのでエコー検査しか物理的に不可能と説明してもダメ。
なのでとうとう区役所の担当部署に問い合わせましたが
「両乳房切除済みでマンモグラフィしか物理的に受けられない人のことまでは想定の範囲外ですので、対応できない」
と(いかにもお役所仕事風に)言われてしまい、送られてきた乳がん検診カードが結局使えなかったことが、そういえばありましたっけ。
役所の石頭、どうにかしてほしいです。
あと、Aクリニックは
「鎮静剤を使えないのはどこも一緒。(よそに聞いても同じ)」
と主張しましたが、諦めずによそに尋ねたらけっこう一緒ではありませんでした。
医師だろうが何だろうが疑ってかかる私の小さな勝利でした。
「言いくるめられないスキル」って大事ですね。

余談ですがむかし渋谷区に住んでいた頃、乳癌検診でのエコーへの切替えは応相談で可能でした。
その頃の私はまだ乳がん手術前でしたので、マンモグラフィの受診も物理的には可能でした。
しかしあまりにも痛い(マンモで感じる痛みには個人差があり、平気な人もいる)ので
「エコーに切替えられないのなら乳がん検診自体を受けたくない」
と言ったところ、あっさり変更できました。
外資系企業とIT企業が競って社屋を構えたがる渋谷区は、豊富な法人税収入で財政が豊か。
他の区では半額補助でも自己負担額が高額(1万1千円×2回)な帯状疱疹予防接種も、数年前渋谷区民の叔母に頼まれて調べたら、渋谷区では条件を満たせば無料でした。
区民福利の手厚さが別格なんですよね。
全くの余談でした。


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