夫の話>離婚の危機もあったという話❸日本の国民皆保険が危機を救う
これらの記事の続きです。
勤務先(同族企業)のおバカボンボン上司(年下)に振り回され過ぎて、
会社を辞めたくなり、ホームシックまで誘発してしまった夫。
祖国に帰りたい。
素直についてくる妻とは思えない。
祖国の友人達は離婚して帰ってくるなら再婚相手紹介するとか言ってる。
どうしよっかなー。
などと考えていた夫の帰国願望を更に煽ったのは、祖国の母に大腸がんが見つかったと
いう知らせでした。
夫の国には国民皆保険がありません。
また日本とは比べ物にならないほど袖の下が堂々とまかり通っているお国柄です。
お母さんを有名病院に入院させるためには紹介者にお金が必要。
腕のいい医者に執刀してもらうためには別途お金が必要。
手術待ちリストを抜かして一刻も早い手術日をもらうには更に別途お金が必要。
そんなこんなで手術代そのものを上回る袖の下用資金を日本から送金した夫。
なんとか母の手術は成功するも、今度は妻(私です)に乳がんが見つかります。
しかし、妻は何のコネもないくせに当たり前のようにがん専門の大病院を無料で紹介され手術。
がん保険にすら加入してなかったくせに
- 健康保険で3割負担
- 更に高額医療費制度で実質請求額は9万円程度
- 更に掛捨共済保険から入院費用4万円がおりて差引本人負担額は5万円程度
母とのこの差は何なのか❓
「これが日本か」
と夫は唸りました。
そして思ったそうです。
「日本で暮らした方が、あらゆる意味で安心だな」
そんなことを夫からカミングアウトされたのは、私の乳がん全摘手術から
4ヶ月ほど経った2017年の正月でした。
私「えっ❓私に打診する前からもう離婚して帰国➡︎友人の紹介で地元で再就職&再婚って決めてたってぇ❓💢」
夫「決めてないよ。ちょっとだけ迷っただけ。じゃあ、相談してたら一緒に祖国に移住してくれてた❓」
私「冗談じゃない。このマンションどうするのよ。それに向こうに行ってたら私の乳がんは、進行してしこりが自覚できる大きさになるまで絶対❗️見つからなかったね」
夫「・・・・・・だろうね」
私「再発転移の恐れもあるから、私はあなたの国には住まない。その再婚相手候補をキープしといてもらったらどうなのよ💢プリプリ😤」
夫「・・・・・・😓」
それからもうじき5年経ちます。
夫によるとバカボンは相変わらず「天才的にバカボン」でいらっしゃるらしく、
ついこないだも結構大変なことをやらかしてくださったそうなんですが、
夫「もう驚かなくなった」
そうです。
そしてエンドウ夫婦(仮名)はとりあえず仲良しです。
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