報道>続・一部の小学校の「あだ名禁止」に思うこと
こちらの続きです。
実は、私が小学生の時に一度ホームルームで
「あだ名の是非」
が議題になったことがあります。
小学校の時って、スポーツが得意な気の強い子が幅を利かせませんか❓
私が子供の頃は特にそうでした。
その時のクラスもそういうタイプの子(男女複数)が仕切っていて、
大人しい子、スポーツが不得意な子、がイヤなあだ名を付けられていました。
例えばこんな感じです。
※名前は全て偽名に変えています。
- 大人びた顔だちの馬場ゆきさんは「ゆきババ」
- 家が床屋さん(バーバー田中)の田中ちえさんは「バーバーちえ」(やはり婆にかけている)
- 眉毛の濃い高橋まゆさんは「まゆ げ」
- 虚弱なため親から他の子より厚着させられている佐藤さんは「みのむした」(みのもんたのもじり)
- エンドウミリエは当時家でカマキリを飼っていたので「カマ キリ子」
- ぽっちゃり男子は「カバちゃん」
- ぽっちゃり女子は「ブー子」
©堀川ランプ(昆虫芸人)
⚫︎あだ名反対派(付けられてる方)の発言
「一部の子が勝手に嫌なあだ名をつけて楽しんでる。やめてほしい」
⚫︎あだ名賛成派(付ける方)の発言
「あだ名じゃなくて、ニックネームです。
ニックネームには親しみがあり、友情が深まります。
最初に考えたのは一部の子でも、皆が使うようになったのは、そのニックネームがその子にぴったりだとみんなが思ったからです。
みんなの意見(多数決)です」
⚫︎私(あだ名反対派)の発言
「もしクラスの全員がピッタリだと思っても、本人がイヤならそれはダメなあだ名です。
あなただって『タカ ビー子』とか『いじ わる子』とか『ジャイ子』ってみんなから呼ばれたら、いやだと思います」
⚫︎黒子さん(多数のあだ名の名付け親)の反論
「私はそう呼ばれない自信があります。
なぜなら私はタカビーでも意地悪でもないからです。
私はスポーツ万能で皆に好かれています。
ねえみんな、わたしのこと、そんなあだ名で呼ばないよね❓」
(自信たっぷりに周りを睥睨する。全員沈黙)
※黒子さんは裏ボスで、必ず報復されるので、逆らえないだけです。
⚫︎黒子さんの子分による黒子さん援護発言
「エンドウさんは飼っちゃうくらいカマキリが好きなのに、カマキリさんと呼ばれるのは嫌って、変だと思いまーす。
うちはビーグル犬を飼ってます。
私もお兄ちゃんも、もし『ビーグルちゃん』と呼ばれたら、すごく嬉しいでーす」
結局どうなったかというと、担任(女性教師)が面倒くさくなったのか❓日和りました。
⚫︎担任(女性教諭)による総括
「虫や動物に例えるのは、やめましょう。
でも例えば呼ばれる方も、みのむしと呼ばれたくなければ着ぶくれをやめてもっと薄着をするとか、努力も必要じゃないかな。
先生は『子供は風の子』が好きです。
とにかく、みんな相手を思いやって仲良くしましょう。以上」
「いじめられる方にも理由(非)がある」
とも取れる言い方で、うやむやにされてしまいました💧
反対意見の主流である
「いやなあだ名は、個別にそれは嫌と言えばいいだけ」
という一見ごもっともなご意見ですが、大人に訴えてもこのように日和られてしまうと、
イヤと言った子がいじめっ子からさらに陰湿な報復を受ける可能性があります。
・・・こういう実体験がありますので、今回の報道でもひときわ声高に「反対反対」と言ってる人の何割かは、子供の頃「人に嫌なあだ名をつけて面白がる」方だったのではとつい思ってしまいます。
大多数は
「私は自分が良いニックネームしかつけられたことないから、イヤなあだなを付けられた子の気持ちなんてわかりません」
なのでしょうけど。
一律禁止なんて思考停止だ、という方は、そのくらいしないとやめない問題も考えてほしい。
喫煙マナー問題もマナーだけに任せてるうちは全くグダグダでしたよね。
根っこは同じだと思います。
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