病気>書痙(しょけい)❺書痙➡うつ:3院目の正直
2院連続してブッシュドクターに当たってしまった私。
「当たりがッ 出るまで 探すのをやめないッ!」
(ジョナサン・ジョースター)
©荒木飛呂彦/集英社
の意気込みで、三度目の正直を探すべく、病院数件に問合せの電話をかけました。
今回は口コミはあまり信用せず、病院HPの「院長紹介」や「院長のご挨拶」を熟読して厳選しました。
そしてようやく「ここなら、いけるかも❓」という感触の所を見つけたのでした。
<いけると思った根拠>
❶電話に出た女性が、非常に落ち着いた喋り方でザワザワしていない。
❷質問に答える態度が他院に比べても段違いに真摯。
❸わからない質問は医師に代わった。
「医師本人が電話に出るなんて、よほど暇な病院だ。そんな所ダメだ」
という意見もあるでしょう。
しかし、どんなに手が空いていても、電話になんか出ないという医師は大勢います。
手が空いてるからと自ら電話に出る医師は、まず性格は良いと言えます。
「医者は性格の良しあしじゃない、腕の良しあしだけだ!」
という意見も当然あるでしょう。
しかし、外科ならともかく、心療内科領域の話です。
いきおい「病は気から」の比重が高くなります。
性格の良い医師というのは、大きなアドバンテージです。
私の経験では、歯医者や獣医もひっくるめて、ヤブは性格が悪い人が多かったし。
それに医師の好き/嫌いだけで、薬の効き方が20%も変わってくるというデータもあります。
電話に出た医師(こちらも非常に物静かな話し方の男性)は私に言いました。
医師「開業したてでまだ患者さんが少ないから、予約は取りやすいですよ」
こういうどうでもよさげな箇所でも、勿体ぶって威厳をつけたがる所があります。
待合室がガラガラなのに
「たまたまたった今キャンセルが出たから、すぐ診てあげましょう」
などと言って、人気がある風を装う病院。
なので正直に「空いてます」と言える病院は、私的には「アタリ🎯」です。
さっそく訪れたその医院は、都心の一角にひっそりと開業していました。
医師も「静」の人でした。
私 「これこれこういう経緯で、希死念慮がない限りはうつじゃない、と言い切られたんですけど」
医師「死にたいって言わないうつの患者さんなんて、いっぱいいるよ❓」
ですよね~。
この医師はそれまでの医師と違い、臨床医というより研究医タイプの人でした。
うつの薬と睡眠薬について、薬効から持続時間、副作用までひと通り丁寧に説明してくれました。
医師「うつの薬も種類が多いから、試してみて、合わなければ変えていきましょう。まずはどれを試しましょうかね」
薬の一覧を見せながら、それぞれのメリット(効き方)とデメリット(副作用)を説明。
どれが自分のライフスタイルに合ってると思うか❓など、こちらの意向も大いに聞いてもらえたのです。
\こんなにたくさん薬があるんだ/
「黙ってこの薬を飲め!名医(自称)が選んだんだから間違いない!質問❓面倒だな」
という態度の前の2人のブッシュ医師とは、えらい違いです。しかも
「うちはまだ混んでないし、カウンセリングも私がやります」
と言うじゃないですか。
するとですね、カウンセラーが行うと30分5千円(自費・10割負担の場合の相場)のカウンセリング代が「医師が行えば保険適用(医療法)」で1500円(保険診療・3割)になるんです。
ミラクル✨
しかも「うつは長引くことが多いから、自立支援の書類作成もできます」と言ってもらえたので、手続きをしたら、1割負担になりました。
※自立支援は心の病の保険診療の自己負担が1割になる制度です。
保険診療の、というところがミソです。
申請が通って自立支援受給者証がおりた人でも、自費診療扱いのカウンセリング代はやはり10割負担なんです。
それが、ここではカウンセリング代も1割(30分500円)になってしまったんです。
\やったあああああ!/
結局ここには1年弱ほど通いました。
抗うつ剤は2回ほど変えましたが結局Jという薬が効いて、めでたく書痙は静まりました。
医師「寛解でしょう」
三院目の正直に当たって本当によかったです。
この後、2016年の乳がん全摘手術を経て、昨年2020年度にはまたまたプチうつ状態が再来しました。
ちょうどコロナ騒動が始まったばかり。
もしやコロナうつだったのでしょうか❓
その時は気分の落ち込みだけで書痙は出ませんでした。
なので薬を服用したくなく、別の病院(第4の病院)でTMS(磁気治療)を受けてみたところ、私には効きました✨
その話も前に書いてますが、近いうちに推敲して再公開する予定です。
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